〝視聴率の女王〟と称される女優の米倉涼子と綾瀬はるか。2021年の主演ドラマでの2人の活躍を振り返ってみよう。米倉は10月期放送の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)の第7シーズンに出演。全10話の平均世帯視聴率は16.5%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。同年に放送された全民放連続ドラマの中で1位となった。一方、綾瀬は1月期放送の「天国と地獄〜サイコな2人〜」(TBS系)に出演。全10話の平均世帯視聴率は15.5%をマークし、こちらも驚異的な数字をただき出した。
2人が高い数字を残しているのは視聴率だけではない。ドラマの出演料も然り。その出演料について、米倉と綾瀬が逆転したと2月22日発売の「フラッシュ」が報じた。綾瀬は今年4月期の月9ドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ系)で主演を務める。記事によると、今回の月9での綾瀬のギャラは1話あたり350万円。これまでは250万円といわれていたが、一気に100万円もアップしたそう。この大幅増により、300万円の米倉を抜いて出演料がトップになったという。
今後も米倉と綾瀬のギャラのトップ争いは続くと見られる。2人には演技力の高さはもちろん、意外な共通点があった。
「スタッフなど周囲への対応です。米倉はスタッフや共演者に気を遣うことでも知られていますが、なんといっても有名なのが差し入れ。150人以上のスタッフ、出演者に1個1万円のメロンを差し入れたり、1回30〜50万円はかかるというシェフ同伴のケータリングを撮影中に何度も呼んだりしています。その太っ腹ぶりにスタッフの士気も上がるはずです。一方、綾瀬は過去の炎天下でのCM撮影の際、取材陣を冷房の効いた自分の控室に招き入れたことがあります。しかも、綾瀬はその部屋で着替えもしたとか。綾瀬の気配りと大胆な行動に取材陣も心を鷲づかみにされたようです」(芸能記者)
米倉と綾瀬は周囲への気遣いでもトップ争いをしているようだ。
(石田英明)