2021年10月期の「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)以後、地上波連続ドラマの出演が途絶えている女優の米倉涼子。現在撮影中と思われる同作映画版の公開が待たれるところだが、異変が起きていた。
2月26日配信の「女性自身」WEB版が、「ドクターX」映画版の撮影予定が大幅に変更されたと報じた。記事によると、本来は23年9月から1カ月で撮影を終える予定のところ、米倉の体調を考慮した結果、23年内にクランクアップできなかったとのこと。映画は24年末までの公開を目指しているという。
米倉といえば、19年に低髄液圧症候群を発症。これは脳と脊髄の周りを満たす髄液が漏れることで頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状が現れる病気で、いまだに治療法は確立されていない。22年1月放送の「ニュース シブ5時」(NHK)に出演した米倉は「だんだん真っ直ぐ歩けなくなる」「頑張らなければいけないのにすぐにしゃがむ」などと、症状の深刻さを明かした。
22年9月には「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」により、同11月に主演予定だったブロードウェイミュージカル「シカゴ」を降板。同10月に開かれたイベントでは「ちょっと座りっぱなしだと厳しいのかもしれない」と告白。実際、イベント中に何度か立ち上がり、座り直していた。
体調に不安を抱える米倉だが、金銭面も心配だと芸能記者は明かす。
「米倉は20年4月に独立しましたが、経営面での苦労も明かしています。22年1月放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演した際、『こんなに貰っていいの!?』と収入が多いときもあれば、『え、これ社員(の給料)どうしよう…』『18歳のときの給料ぐらいしか入っていない』という月もあると告白。米倉ほどの大女優でも独立すると金銭面で苦労することに驚かされました。今も健康面が万全でなく、映画の撮影も大幅に遅れ気味。ネットドラマには22年『新聞記者』(Netflix)、23年『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(Amazon Prime Video)に出演していますが、地上波ドラマはご無沙汰しています。仕事に翳りが出てきたと思われ、米倉も内心は焦っているのではないでしょうか」(芸能記者)
「ドクターX」映画版の公開をきっかけに復活の狼煙を上げられるか。
(石田英明)