21年の全民放連続ドラマ視聴率トップに輝いたのは「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(テレビ朝日系)である。やはり米倉涼子(46)は「失敗しない女」だったようだが、現場からは、何やら異変を伝える声が聞こえてきて─。
同ドラマ最終回の世帯平均視聴率は17.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)、期間平均世帯視聴率は16.5%と高水準をマークした。座長として現場を引っ張る米倉は、ドラマ撮影時に豪華な差し入れをすることで評判だ。
「米倉さんからの差し入れを楽しみにしているスタッフも多く、恒例なのは高級焼肉の叙々苑弁当です。過去には、1個1万円超えというメロンをスタッフ全員約150人分配るなど、粋な計らいを繰り返してきた。しかし今回は、代名詞の叙々苑弁当を100人前も用意したのは岸部一徳さんでした。今田美桜さんも人気和食レストラン『MUTO sendagaya』から、2700円の弁当を差し入れていた。米倉さんは『おいしい!』と大喜びしていました」(ドラマ関係者)
さながら、差し入れ合戦のような和気あいあいとした現場の様子が伝わってくる。当然、米倉も負けじと差し入れをしていたという。 ところが、先のドラマ関係者はこんなことを言うのだ。
「米倉さんも差し入れ回数は多いものの、手頃なものが増えたんです。11月下旬には食パン専門店『PANSHIROU TEZUKAYAMA』の1斤896円の食パンに『Doctor X×Desafio』と、ドラマ名と米倉さんの個人事務所名を刻印して大量に持ってきてくれました。元マネージャーさんが営むチュロス店の商品や有名店の上等なかりんとうなども持ってきてくれたんですが‥‥」
いずれも1つ1000円以下と思われるが、そうそう普段使いしない高級食品の類であり、用意する量、回数を考えれば負担は想像できる。それでも米倉の差し入れに対する期待値が高すぎるため、歯切れが悪そう。とはいえ、好意で提供しているのだから揶揄される筋合いはない。しかし、
「前回のシーズン6までは『企画協力』として前事務所の会長名がクレジットされており、豪華差し入れも事務所が用意していた。昨年3月に独立したのですが、自身が金庫番になったら途端に出し渋るのかというわけです。現在は5〜6名の社員を抱え、その出費を視野に入れたとしても、『ドクターX』は1話で400万円のギャラ、1月に全世界配信される『新聞記者』(Netflix)では、1話1000万円超えとも言われる。その上でCM、ファッションイベント、雑誌の撮影とフル回転。歩合で抜かれない個人事務所ですから、ボロ儲けしているはずなのに‥‥」(芸能プロ関係者)
いやはや、米倉は経営者としても「失敗しない女」ということか─。