12月12日に放送された小栗旬主演のテレビドラマ「日本沈没−希望のひと−」(TBS系)最終回が、視聴率16.6%を記録し、有終の美を飾った。同枠は来年から、阿部寛主演のドラマを放送するという。
「放送前は『なぜコロナ禍にこんな暗い題材を?』とネットで批判的な意見も飛び交った『日本沈没』ですが、終わってみれば全話で高視聴率を記録しました。同枠では来年1月から、水中の捜査に特化した組織を描く阿部主演ドラマ『DCU』がスタートします。同ドラマはTBSがハリウッドでも活躍する制作会社とタッグを組んだ作品ということで、スケールの大きな映像も後押しし、再び高い視聴率を記録しそうです」(テレビ誌記者)
来年放送の「DCU」で主演を務める阿部といえば、これまで数々の日曜劇場作品でヒットを飛ばしてきた。そこでTBSは12月12日から、2018年版「下町ロケット」をTverで全話配信。そして12月30日に「ドラゴン桜」を地上波で一挙放送するなど、阿部出演ドラマを猛プッシュしている。
そんな中、ある人気作だけは“完全封印”されたままだという。
「Tverにて12日から『下町ロケット』の続編が全話配信されたのですが、15年放送のファーストシリーズは、総集編のみの配信となっています。1作目には、19年に性犯罪で逮捕された新井浩文が帝国重工の主任役で出演しているため、たとえ配信であってもノーカット版の公開は無理なのでしょう。『下町ロケット』は人気作品なだけに、ドラマファンから『地上波だけでなく配信でもダメなのか』『ノーカット版はもう永久に封印されるのかな』と残念がる声もあがっています」(前出・テレビ誌記者)
他にもNHK大河ドラマ「真田丸」など、数々の有名作品に出演していた新井。しかし、いずれのドラマも配信が再開されていないため、手軽に見ることは困難のようだ。