爆損部門2位は前述の川合俊一。芸能記者が語る。
「1億5000万円を失った川合ですが、実はその後、再起をかけて猛勉強した成果が出て、徐々に立て直してきているんです。近年ではコロナ禍でのマスク需要を見越した投資が当たり、相当リカバリーしたと聞きました。現在も爆益側への復活を期して投資に励んでいますよ」
爆損3位となったのは、川合が告白した番組でも共演していた、平成ノブシコブシのは吉村崇(42)だ。
お笑い関係者が明かす。
「昨年2月放送『週刊さんまとマツコ』(TBS系)で『頑張っていろんなことをやったら全部が失敗した』と告白している。収録当日も日経平均が暴落したとのことで、『よくここに来てるなと思ってる』とテンションもダダ下がりでしたね」
日本株だけでなく手広い投資で知られる吉村だが、致命的なダメージを負ったのが仮想通貨である。
「吉村は田村淳(49)、たむらけんじ(49)と同じく、いち早く仮想通貨に投資していた芸人です。一時は億単位で儲かっていたのですが、21年後半からの大暴落によって財産が100分の1にまで減少しました。しかも巨額の利益分に税金が課せられたため、生活ができないレベルまで追い詰められてしまった。なんとか実家の父親に借金をして凌いだそうです」(お笑い関係者)
ところで、投資が原因で金ばかりか家族まで失ってしまった、ココリコ・遠藤章造(51)のケースは笑い話では済まされない。
「すぐに〝オイシイ話〟を真に受けてしまう性格が災いして、立て続けに投資詐欺の被害に遭っている。彼は19年1月放送『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で架空の店舗出資話に引っかかり『中古の2世帯住宅が買えるぐらいの金』をダマし取られたと明かしているのですが、これとは別に未公開株詐欺でも数千万円を失っている。そのせいで元妻の千秋に愛想を尽かされてしまい、離婚に至りました」(お笑い関係者)
現在も詐欺集団のターゲットだというが、本人は懲りているのか。
「『遠藤は簡単にダマせる』との情報が詐欺集団内で周知されてしまっているんです。結果、遠藤に接触を試みる詐欺師が後を絶たない。さらなる被害が危惧されるので吉本興業が『投資禁止令』を出したと聞いています」(お笑い関係者)
最後は阿部寛(58)。バブル時代、マンション投資に失敗して数億円の負債を抱えてしまったという。
「返済まで約20年を費やし07年に主演を務めた映画『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』(東宝)の舞台挨拶では『やっと最近、借金を返し終えた』と明かしていました。そんな苦労をした一方で、業界内では阿部について『日本を代表する名優になれたのは、借金があったおかげで天狗にならずに済んだから』との見方が出ている。阿部の唯一無二といえる落ち着きのある存在感は、巨額の借金が形作った側面があるかもしれない」(民放局関係者)
悲喜こもごもの投資有名人たち。のめり込みすぎるのもホドホドに。
*週刊アサヒ芸能3月23日号掲載