「VIVANT」効果で日本人が殺到、駐在員が明かすモンゴルのピンク事情

「今年の夏ごろから市内でよく日本人観光客の姿を見かけるようになりました。よく聞かれたのは『Buudai Hotel』。ドラマのキャプチャ画像を見せてきて、『この大使館になっている場所はどこですか?』と聞かれ、(ウランバートル)市内から車で3時間はかかると説明すると、かなり驚いていましたね。まだロケ地のまとめサイトなどが出てくる前で、ほとんど情報がないままにやってくる日本人は多かったと聞きます」

 こう話すのはモンゴルに駐在する日本人商社マン。日本人殺到のワケは言うまでもない。9月17日に最終回を迎えた大ヒットドラマ「VIVANT」(TBS系)のロケ地めぐりがブームになっているというのだ。

「モンゴルで配信が始まったのも9月に入ってから。なんでこんなに日本人が来るのか疑問でしたが、先日、2話を見て納得。バルカ共和国の日本大使館としてドラマに登場した『Buudai Hotel』には日本人の予約が殺到しているとか。阿部寛さんや堺雅人さんが泊まったと言われる『シャングリラ』の周辺でもよく日本人観光客を見かけるようになりました」(前出・駐在員)

 ウランバートル市内のスフバトール広場や国立オペラハウスなど、「ロケ地巡礼」を楽しむドラマファンの大半は女性だというが、中にはこんな日本人男性も…。

「出張ついでにロケ地を見学した同僚から、しきりに『夜の街へ連れていけ』とせがまれて…。夜のピンク街はそれなりに賑わっていますからね。連れて行ったのは踊り子のいるクラブ。入場料は日本円で約850円。ビールも約425円とお手頃価格。ビキニやアンダーウェア風の衣装を着た嬢を席に呼んで、プライベートダンスを踊ってもらってもチップは1000円もかかりません。もちろん下腹部へのタッチはNG。明朗会計なので駐在員の間では定番のピンク遊びとなっています。アカスリがついた洗体マッサージは6000円から8000円で、締めのハンドサービスを受けられます。やはり旧社会主義の国だけに、ピンク産業には厳しい。いわゆるウリは厳しく取り締まっているのが現状です」(前出・駐在員)

 モンゴルを訪れた際には、純粋に「VIVANT」のロケ地巡りを楽しんでほしい。

(倉田はじめ)

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