阿部寛主演「キャスター」バレーボールの演出に疑問符「アルゼンチンに失礼」

 阿部寛が主演を務めるTBS日曜劇場「キャスター」第2話が4月20日に放送され、関東地区の平均世帯視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。初回の14.2%から2.5ポイント低い結果となった。

 医療と政界がテーマだった前話に続き、第2話はバレーボール界を舞台にオンライン賭博と八百長問題を取り上げたのだが、ネット上では「アルゼンチン代表に失礼」「試合のシーンどうにかならんかったのか」などと厳しい声があがっている。

「ドラマのキーマンとなったのはスポーツベッティングの世界に暗躍する、ALLANと名乗る予想屋。日本の男子バレーボールの試合の的中率は80%を誇っているとのこと。そして日本とアルゼンチンの試合について、日本が2セット以上の差で負けると予想。そのオッズは6.2倍で、ドラマの出演者は『2セット以上? ないない』と予想にダメ出しをしていたのですが、ネット上では『アルゼンチンってそんなに弱かった?』『いやいや普通にあり得るよ』などと異論が殺到していました」(ドラマ誌ライター)

 国際バレーボール連盟が発表している世界ランキングを見ると、首位はポーランドで、日本は6位。アルゼンチンは9位につけており、それほど格下というわけではない。ドラマの中の設定と言えばそれまでだが、描かれた試合のシーンに多くの視聴者が疑問符をつけることとなった。

「画面にはブルーの代表ユニフォームを着たアルゼンチン代表の選手たちが映ったのですが、全員が明らかに日本人に見えました。2021年の東京五輪で銅メダルを獲得した際のメンバーを見ると、ヒゲに短髪の選手が目立ちます。ドラマに出てきたアルゼンチン代表は、サラサラヘアの選手が多く、リアリティに欠けている気がしました。TBSの看板ドラマである日曜劇場だけに、ネット上では『日曜劇場のクオリティか?』『どう見ても日本人!』『どこから連れてきたんだ』と疑問の声があがる事態に…。とはいえ、バレーボールの試合そのものは臨場感たっぷり。もしかしたら見た目よりもバレーボールの技術で人選を行ったのかもしれません」(ドラマ誌ライター)

 同じく阿部寛主演の日曜劇場では23年放送の「VIVANT」が壮大なスケールで注目を集めただけに、ガッカリさせられた視聴者は少なくなかったかもしれない。

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