大谷翔平の「夜の過ごし方」が判明した。また、それが投打の二刀流でシーズンを乗り切った“メンタル・ケア”にもなっていたようだ。
「MVP受賞のモニターインタビューの際、彼は『とくにお祝いはしない』『明日も練習があるので』と話していました。そのクールな対応に好印象を抱いた米国ファンも多かったようですが、『本当に夜は寝るだけなのか?』と疑問の声も出ています」(米国人ライター)
睡眠と休息は、アスリートにとって不可欠なもの。打者として155試合、投手として23登板。うち、打席にも立つリアル二刀流として20試合にも出場した。とくにそのリアル二刀流で試合をこなした後は“興奮”して寝つけないと思うのだが…。
「大谷が球場を後にするのは、午前1時過ぎになることもありました」(現地関係者)
ナイトゲームの試合後でも、軽めのウエイトトレーニングや素振り、ティー打撃などを行ってから帰路につく選手も少なくない。しかし、大谷の場合はそれだけではないそうだ。
エンゼルス・スタジアムのロッカールームにはミニ・ビリヤード台が置かれている。こうしたコミュニケーョン・ツールはどの球場にも設けられているが、大谷は渡米後、このビリヤードに興味を持ち始め、通訳や三塁コーチャーのブライアン・バターフィールドコーチ、同僚のデビッド・フレッチャーらと1時間以上も興じていたそうだ。
「登板日前日はさすがにやりませんが、度々大谷のほうから誘っています。それで気分転換しているのでしょう」(同前)
気になる腕前のほうだが、仲間たちのなかで“一人負けしない程度”。その時の会話はすべて英語で、英会話の練習機会にもなっていたそうだ。
大谷がビリヤードに興じている姿を、ジョー・マドン監督は好意的に受け止めていた。自分なりに気分転換できる“健全な趣味”を見つけられたからだ。
「数人で食事にいく選手もいます。そういったコミュニケーションも否定しませんが、ビリヤードならアルコールを口にする機会も少ないですし、また、ゲーム機を手にして一人遊びするよりもずっと良い」(同前)
古巣日本ハムの仲間たちにビリヤード通がいるとは聞かない。MVP受賞インタビューで「とくに予定はない」と答えたのは、ビリヤードに誘ってくれる人がいないという意味だったのかも…?
(スポーツライター・飯山満)