10月に行われた衆議院選挙の小選挙区で落選、比例区でも復活当選を果たすことができなかった立憲民主の辻本清美氏。党の大阪府連合代表も辞任し、これで公人から〝ただの人〟となったわけだが、そんな彼女にテレビ業界が熱視線を送っているという。
議員時代、賛否はあったにせよ国会で歯に衣着せぬ追及でメディアからも何かと取り上げられる機会が多かった辻本氏。かつて小泉純一郎首相(当時)に対する質疑で「総理、総理、総理!!」と迫ったこと、02年に疑惑の渦中にいた鈴木宗男議員を「疑惑の総合商社」とぶった切ったことはあまりに有名だ。
「国会議員の場合、難しい言い回しやカタカナ英語をやたら使う人が多いですが、一般の方にはあまり伝わってなかったりします。その点、彼女は言葉の区切り方が上手く、選び方にもセンスを感じる。まさにコメンテーターにうってつけの人材だと思います」(民放プロデューサー)
いかにも大阪のおばちゃんといった感じのキャラクターで、「議員としての評価は別として、気さくで話しやすい人」(政治記者)と評判も決して悪くなかったそうだ。
元国会議員のコメンテーターには、夫で同じく元議員の宮崎健介氏に複数回不貞をされた金子恵美氏、秘書に対する「このハゲ~」などのパワハラ発言で一時期話題になった豊田真由子氏などが活躍。これに加え、政界引退を発表して先日の衆院選には出馬しなかった山尾志桜里氏も転身が噂されている。
「ただし、コメント力を含めたトークスキルは辻元さんが一番高い印象を受けます。芸人さんとの絡みも苦にしなさそうですし、バラエティでも十分イケるはず。特に地元関西のテレビ局では引っ張りだこになるはず」(同)
次の国政選挙を目指すのかは明かしておらず、本人は「立場が変わってもいろんな活動が出来ればいいなと考えています」とツイッターに投稿。国会からテレビに活躍の場を移すのか今後に注目だ。