自民党参院議員の三原じゅん子厚労副大臣が8月23日、ツイッターを更新。妊娠中の女性が新型コロナワクチンの接種を希望する場合、できるだけ早期に受けられるよう配慮してほしいと、厚労省から都道府県に通達したことを報告した。ところが、思わぬとばっちりが……。
三原氏は「本日付けで厚生労働省より、各自治体に対し、妊娠中の者への新型コロナワクチン接種及び感染症対策について、事務連絡を発出しました。何卒、宜しくお願い致します」とツイートし、実物の事務連絡書を貼り付けた。
厚労省の事務連絡を紹介したに過ぎないが、思わぬ批判が。「妊娠中の者へというより妊娠中の方へと表現されたほうがよいかと思います」「妊娠中の者?ですか?」「妊娠中の者って、妊婦は者じゃあないのよ。妊婦さんとか、妊娠中の方とか、神経質になりやすい時期なのだから、ね」といったコメントが寄せられ、〝妊娠中の者〟と表現したことが槍玉に挙げられた。
「者」という表現は公的文書に度々使用されるが、見下されているような印象も拭えない。三原氏も「方」とすればよかったのではないか。
「貼り付けた事務連絡書を見ると、元の文書が〝妊娠中の者〟となっていました。三原氏は文書通り、〝妊娠中の者〟と表現したにすぎません。三原氏に非はありませんが、ツイッターで〝妊娠中の者〟という表現がどういう印象を与えるか、一度立ち止まって考えてほしかったです。丸写しではなく自分の頭でちゃんと考え、相手を尊重する表現に変えてもよかったのでは」(週刊誌記者)
政治家の者は表現をよく考えてからツイートしたほうがいいかも。
(石田英明)