高級車「ランドクルーザー」を狙った盗難被害が相次いでいる。4月3日未明には参議院議員の三原じゅん子氏の愛車が自宅から盗まれる窃盗事件が発生。在宅中の出来事とあって、三原氏の告白は大きな衝撃をもって伝えられたが、視聴者の反応は意外にも冷ややかなものだった。
三原氏がVTR出演したのは4月9日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」。「私たぶんね、起きていたと思うんですね。1階にいれば当然、エンジン音に気付いたと思うんですけれども、上の階にいてテレビをつけていたのかな」と事件が発生した夜を振り返った三原氏。ランドクルーザーのエンジン音が大きいことを説明したうえで、「私もうちの犬もたいてい気づくんですけど、気づかなかったんですよね。だから本当、悔やまれる」と無念をにじませていた。
三原氏の告白は続く。愛車のランドクルーザーを購入した理由について、4匹の愛犬の写真を見せながら「うちに犬が4匹いるもんですから、その子たちと一緒に出掛けるために少し大きい車が欲しいな、と。このランクルを見て、ひと目ぼれして『これが良いね』って言って買ったのがきっかけですかね」と振り返った。愛車にはいろいろな思い出があるとして、「そういう意味でも本当に許せない。私にとって車は特に大切にしているものですから」と語り、防犯意識を持つよう呼びかけた。
SNSでは、《三原さん、議員として車両盗難の厳罰化を!》《車泥棒をとことん追い込んでほしい》とエールがあふれる一方、《犬4匹ってどれだけセレブなんだ》《ランクル買った原資は税金でしょ》といった冷ややかなコメントが相次いでいた。
「インタビューでは三原議員の“セレブ感”が際立っていました。このご時世、犬を4匹も飼えるのは富裕層と言えますし、三原氏の自宅の駐車場スペースには、盗まれたランドクルーザー以外にも、別の高級車が停まっているように見えました。また、インタビュー中に三原議員が首に巻いていたのは高級ブランド、ルイ・ヴィトンのロゴが入ったスカーフ。庶民とはかけ離れた国会議員の生活ぶりが露わになったことで、《これで国民の生活が理解できるはずがない》《報告義務のない政務調査費で再購入すればいい》といった心無い声も聞かれました」(メディア誌ライター)
ランドクルーザーの新車価格を調べたところ、相場は480万円から700万円。再購入する際には、徹底した盗難対策が求められそうだ。
(福島シゲル)