「責任を取ると言うなら遅すぎた」三原じゅん子議員が岸田首相批判で炎上も“筋は通っていた”

「自民党が変わることを示す、最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」。8月14日の記者会見でこう述べ、9月に予定されている自民党総裁選に立候補しない意向を明かした岸田文雄首相。新総裁が選出された後、首相の座を降りることとなった。

 自民党は旧統一教会との関係のほか、政治資金パーティー裏金事件の問題などで混迷が続いていた。

 岸田首相が自民党総裁選に出馬しないことを受け、同党・参院議員の三原じゅん子氏が吠えた。8月14日更新のXで「今の自民党の状況や政治不信を招いたことを考えれば不出馬は当然のこと。責任を取ると言うなら遅すぎた」と、党首である岸田首相をバッサリ斬ったのだ。

 支持率の低迷ぶりを見れば、岸田首相が民意を得られてないのは自明の理。三原氏は岸田首相に異を唱える国民の代弁をしたつもりもあったのかもしれないが、コメント欄では《こういう時は総裁を労うのが筋と思いますがねえ》《すごい言いようで労いもなく三原さんにはガッカリ》などと逆風が吹いてしまった。

「ただ、三原氏が岸田首相を労ったところで“身内に甘い”“労うだけの政治活動はしていない”などと批判されることも十分考えられます。実は三原氏、以前から岸田首相に噛みついていました。2022年11月、岸田首相の諮問機関である政府の税制調査会が自動車の走行距離に応じて課税する『走行距離課税』の導入を検討したことについて、三原氏はXで『これは国民の理解を得られないだろう、、、!』と厳しく批判。同年12月のXでは、岸田首相が『防衛費増額のために増税』と表明したことについて『国民への説明もなく、いきなり“増税”には私は反対』と真っ向から反論している。こうした経緯もあり、岸田首相を素直に労うことができなかったのかもしれません」(週刊誌記者)

 アイドル時代はヤンキーキャラで人気を博した三原氏。やはり、1本筋は通っていたようだ。

(石田英明)

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