無印良品「カビ発生」でパン1万個を自主回収、揺らぐブランドイメージ

 1月13日、「無印良品」を展開する良品計画は、従業員が在庫の一部からカビが発生したと思われる「糖質10g以下のパン 塩バター」を自主回収すると発表した。これまでも「無印良品」はたびたび商品の自主回収をおこなっており、ブランドに対する信頼がゆらぎ始めている。

 自主回収の対象となるのは賞味期限が2021年1月31日のもので、およそ1万個が出回っているという。同社は該当商品の購入者に対し、「お召し上がりにならず、誠にお手数ですが、最寄りの無印良品店舗までお持ちいただくか、下記フリーダイヤルまでご連絡くださいますようお願いいたします」と呼びかけているが、ネット上では《また無印かよ。マジで何回目の自主回収なんだ?》《無印はマーケティングが成功しただけであって、標榜しているほどの「安全性」や「自然派」「エコ」とかは実現できてないケースが多い》など批判的な意見も少なくないのだ。

「無印はこれまでにも、チョコレート菓子や『りんご&ぶどう果汁100%のドリンク』『ナタデココ入りヨーグルト風味ドリンク』などカビの発生による商品の自主回収を何度も発表しており、カビ以外にも乳児用のパジャマに基準値を超えるホルムアルデヒドが検出されたり、『天然水』『炭酸水』から発がん性物質が基準値を超えて検出されたりと、挙げればキリがないほど自主回収を繰り返しているのです。無印は印(ブランド)がなくても質の良い商品を扱うというイメージから日本のみならず世界で人気を集めていますが、最近では自主回収しかり、昨年もメンテナンスでオンラインストアが約1カ月にわたり使用できなくなるなど愛好家の信頼を裏切るようなニュースが続いています。昨年の良品計画は過去最大の赤字を記録しましたが、それは決して新型コロナウイルスの問題だけではないのかもしれませんね」(経済ジャーナリスト)

 これからは”良品”だけを届けてもらいたいものだが…。

(小林洋三)

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