香川県高松市にて、9月2日夜から翌3日の昼にかけて自家用車車内に15時間放置された姉妹が熱中症と見られる症状で死亡するという事件が起き、女児の母親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された。報道によれば、逮捕された26歳の母親は、夫には実家に帰ると嘘をついて姉妹を車に乗せたまま一晩中飲み歩き、そして明け方に知人男性と合流し、男性宅で昼まで過ごしたという。この知人男性との“密会”のために、幼い命が犠牲になったとの見方もある。
このような事件に繋がるのは極端な例とはいえ、不貞が元で崩壊する家庭は少なくない。早めの対策を取るためには、まずは“異変”に気づくことが必要となる。今回は妻の不貞を見抜くポイントを女性カウンセラー(40代)に聞いた。
「一般的に男性より女性の方が圧倒的に不貞行為を隠すのが上手ですね。中でも特に嘘が得意なタイプは、親が厳しかったり問題があったりで、親に対して演技をし続けて育った女性です。幼いころから骨の髄まで染み込んだ演技力を駆使されたら、男性がその嘘を見抜くのは至難の業でしょう」
とはいえ、よく行動を観察すれば、意外と簡単にその兆候を見つけることができるという。
「まず精神的な部分ですが、感情の起伏が激しくなることが多いです。不貞はどうしても相手との関係、パートナーへの嘘、家族への罪悪感などによりストレスの多い状態が続きますので、情緒は不安定になります。日常的な夫の行動の粗探しをするようになる場合もあります。これは不貞をしている罪悪感を夫に転化しようとするためですね。よく言われる服装、髪型、化粧などの変化はもちろん要チェックですが、最近はそこで尻尾を出す女性は少ないですね。注意すべきは視覚系よりも嗅覚系。香水が変わるというのは典型的ですが、不貞相手への性的アピールと証拠の匂い消しのためにアンダーウエアに香水を振りかける女性もいます。下半身の“匂い消し”はある意味、動物的な行動とも言えるでしょう」
もしも不可解な言動が目につくようなら、こっそりと肌着の匂いを嗅いでみるのもありかもしれない。
「会話の多い夫婦であれば会話の中から兆候を見つけ出すこともできます。例えば職場の男性などで話題に上る頻度が高くなった場合は注意しましょう。特にその相手に対して母性本能を感じているニュアンスが感じられたら要注意です。恋愛モードに入っている可能性が高いです。そして、ある時を境にその相手の名前がパタリと出なくなったら…何か“言えないこと”が起こったサインです」
夫婦間でついた小さな嘘が、やがて冒頭の「放置死」のような大きな事故を招くことも考えられる。異変を察知したら、いっそうの関係改善に努めてほしい。
(オフィスキング)
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