「ショーケン」の愛称で親しまれた俳優で歌手の萩原健一さんが、3月26日に他界。連日のようにメディアでは、その破天荒な人生を振り返っているが、最後の妻となったモデルの冨田リカの半生も波乱万丈だ。
ショーケンのように、逮捕、結婚をそれぞれ4回繰り返す芸能人もなかなかいない。逮捕は1983年の法律違反の薬物所持、84年の飲酒運転による人身事故、2004年には再び人身事故、05年には主演映画の出演料をめぐるトラブルによる恐喝未遂容疑。
女性関係も華やかだった。ドラマ「太陽にほえろ」(日本テレビ系)で共演したモデルの小泉一十三さんと、1975年に最初の結婚。3年後に離婚したが、その後、女優のいしだあゆみと交際をスタート。80年に婚約会見、結婚披露宴を行ったが、84年に破局。後にいしだとは事実婚だったことを萩原さんは告白。96年には、ヘアメークアーティストの女性と結婚したが、2006年に離婚。最後の妻となったモデルの冨田リカとは、11年に結婚した。その冨田の人生も破天荒だ。
「2012年1月24日の『サイゾーウーマン』では、冨田のエッセイ『幸福の基準 後悔しない生き方が選んだ50の扉』から経歴を検証。それによると、冨田は短大卒業後、幼稚園教諭などを経て、29歳で最初の結婚。一児をもうけるが、2年で離婚し、子供を手放しています。36歳で再婚し、その後、41歳でモデルデビューを果たしました。48歳のときに女性誌で艶系写真を披露し、同時期に『家事に追われるばかりの日々を送っていると、イマジネーションがなえてしまうと』と離婚。その半年後に萩原さんと再々婚しました」(芸能記者)
実に波乱万丈な恋愛遍歴だが、萩原さんとの間でも、ある疑惑がのぼっていた。
「2010年8月19日発売の『女性セブン』が、萩原さんと冨田の熱愛をスクープしました。同誌は8月中旬に撮影したという2人の手つなぎデートの写真を掲載。冨田は当時の夫との離婚届を8月に提出したというが、それ以前から交際していたとすれば、不貞関係ということになります。冨田は熱愛を否定していましたが、真偽のほどはわかりません」(前出・芸能記者)
破天荒という点では、似たもの夫婦だ。
(石田英明)