コンサートは売り切れ続出!森昌子「2度目の引退」の経済効果

 13歳でデビューし、はや47年。昨年還暦を迎えた歌手の森昌子が、2019年いっぱいで芸能界から引退する。

 3月25日の「サンケイスポーツ」では、「還暦を迎え、人生の残された時間を、もう少し穏やかな中で充実させたいと思いました」と、ファンにあてた森のメッセージを紹介。同日のブログでは「年内のコンサート活動を以ってお別れすることになりますが、残された時間は出来るだけ多くの皆様の近くを訪ね、一つ一つの機会を皆様と楽しみながらしっかりと心に刻んで参りたいと思います」と、抱負を語った。

「そのコンサートの回数が、とんでもなく多いのです。昨年10月から森は還暦コンサートを実施しています。『サンスポ』によれば、今年12月まで全国100カ所以上で開催するそうです。ブログにもコンサートの日程が書かれていますが、かなりハード。4月は埼玉や千葉、東京、新潟、青森など11日間。そのうち10日間が1日2回公演です。引退後は穏やかな生活を望んでいるようですが、それまでは仕事に忙殺されそうですね」(芸能記者)

 チケットの金額はプレミアムシート(1~10列目まで)が8000円で、SS席は6800円。チケットを通信販売する夢グループから購入すれば、プレミアムシートが6800円、SS席が5800円の割引価格となる。

「夢グループのHPを確認したところ、4月、5月のチケットはほとんどが売り切れでした。興行収入はとてつもなく大きくなりそうです。たとえば4月8日に行われる千葉の市川市文化会館は、1階と2階を合わせて1945席。そのうち1階の10列目までは446席。割引価格で計算すると、プレミアムシートの総額は約300万円。SS席は約870万円。単純計算ですが、1回の公演だけで1200万円近くの売上になります。引退を発表したことで、今後、チケットの売れ行きは加速し、ほとんどの公演で売り切れになると思われます。グッズ販売を含めた経済効果は数十億になるでしょうね」(前出・芸能記者)

 人生の残された時間は、穏やかに、そして裕福に過ごせそうだ。

(石田英明)

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