45歳のイチローの電撃引退発表で大いに沸いたMLBの公式試合、シアトル・マリナーズVSオークランド・アスレチックス戦は20、21日とマリナーズの連勝で劇的な幕切れとなった。
また2チームは17日と18日、日本の巨人と日ハムを相手にオープン戦を行っている。ところが、ネット上に投稿された試合後の写真に日本中がザワついてしまったのだとか。
「投稿されたのは、アスレチックスが使用したあとのベンチの様子です。これが、あまりに汚いと悲鳴があがっていたんです。メジャーの選手はベンチ内でツバを吐くだけでなく、好んで食べるヒマワリの種の殻をそのままベンチ内に吐き捨てますし、バッターボックスではガムやグミを噛む選手も多い。どうやら、東京ドームのベンチの床にはその包装紙やヒマワリの種のカス、紙コップが散乱し、さらに吐かれツバやこぼれたドリンクなどで悲惨なことになっていたらしい。これには球場関係者も呆然。予期せぬかたちで“メジャーの洗礼”を受けてしまった(笑)。世界でもキレイ好きで通っている日本人ですから、普段は見られないベンチの様子に度肝を抜かれたようです」(スポーツライター)
近年、サッカーの国際大会で、日本のサポーターが試合後に客席のゴミを片付けることが有名になった。それは選手のロッカールーム清掃にも継承され、世界のメディアにも称賛された。こうした流れは、先日来日した本田圭佑選手が所属するメルボルン・ビクトリーFCが日本での試合後にロッカーをピカピカにして後にするなど、世界にも伝播しつつある。それだけに、時代に逆行するような今回の“汚メジャー”旋風のインパクトは絶大だった。
ネット上には「それが本場の野球」という擁護する声もあるが、目立つのは「メジャーの人たちって民度低いね」「きったねー!」「ここまで施設を汚すのは大リーグだけではないか」「やたらとツバ吐くからご飯どきに見るのはやめました」といったブーイング。“民度が低い”は言いすぎでも、気持ちよくないという声には同意する人が多いはず。
それにしても、こうした過酷な環境の中で19年間プレーしてきたイチローは、やはり超人と言わざるをえない。
(山田ここ)