秋元司議員、逮捕前の超高級クラブ“タカリ豪遊” とママを介した怪しい交流

 IR事業(カジノを含む統合型リゾート施設)を巡る汚職事件で逮捕・起訴され、2月12日に保釈された衆院議員の秋元司被告(48)。事件が明るみに出る前の、銀座高級クラブやマカオ「色香酒場」での乱痴気ぶりが聞こえてきた。

 昨年12月25日に収賄容疑で逮捕された秋元被告は、IR参入を目指す中国企業側から総額約760万円相当の賄賂を受け取った罪に問われ、起訴内容を全面的に否認している。

 その秋元被告が、逮捕前に銀座の超高級クラブで目撃されていた。居合わせた客が振り返る。

「名物ママが経営する会員制のクラブで、芸能人やスポーツ選手、政財界の顔役が訪れることで有名です。通常のエレベーターとは別に、VIPルーム直通のエレベーターが用意され、秋元被告はコワモテの男たちと一緒に来店し、VIP側にママを伴って乗り込んだ。会話内容は聞こえませんでしたが、ニヤニヤしながら話していました。あとで常連客に聞いたら、秋元被告は接待を受けていたそうで、座っただけで10万円は下らない支払いを連れに任せていたようです」

 しかし、秋元被告が高級クラブに顔を出していたのは、接待を受けるためだけではなかったようだ。前出の客が続ける。

「常連客の間では、銀座のママと秋元被告が、ただならぬ関係にあると噂されています。それどころか、2人は何やらビジネスでも協力関係にあるようで、常連客の1人は、秋元被告と一緒に会ってみたいので、地下銀行に詳しい中国の有力者を紹介してほしいとママから頼まれたそうです」

 いったい何をたくらんでいたのかは不明だが、秋元被告の海を渡った「怪しい交流」について、闇社会に精通するアウトロー関係者もこう証言する。

「秋元被告に金を配っていた企業は、マカオのカジノに進出したかったけど、利権があってできなかった。日本進出は果たしているが、闇カジノばかり。だからこそ日本のカジノ解禁を心待ちにしているんだ」

 海外では秋元被告をはじめ、カジノ利権に絡む政治家への“艶接待”が行われていたという。

「マカオでカジノを視察させたら、夜は酒席への招待。日本でオンナが接客するような店はお酒を飲むだけで、連れ出して肉体関係の相手をさせることは難しい。でも、マカオは宴席で気に入ったオンナがいたら3万円ぐらいで抱ける店がある。こうした接待を受けた議員は、秋元被告を含め30人ほどいて、うれしそうに鼻の下を伸ばして飲んでいたって聞いてるよ。中には当然のように連れ出しを楽しんだのもいたって」(アウトロー関係者)

 とはいえ、好事魔多し。美酒と色香の誘惑の先には、「鬼の特捜」地獄が待っていたようだ。

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