今年の大注目は、7月5日に投・開票される東京都知事選挙。小池百合子知事(67)が再選を目指す中、自民党都連は対抗馬探しに奔走している。
「丸川珠代参院議員(48)が最有力候補に挙がっているが、本人は国政しか興味なし。すでに断ったという話も出ています」(政治部デスク)
昨年12月には、安倍晋三総理(65)が自民党の二階俊博幹事長(80)と会談した際、「小池氏に勝てる候補はいないのではないか」と述べていたことも、一部メディアで報じられている。
「早くも白旗状態ですが、都議会自民党は、17年の都議会選で小池知事率いる都民ファーストの会に惨敗しています。都政で屈辱を味わってきただけに、リベンジせずに負けを認めれば納得しない都議も出てくる」(政治部デスク)
そんな不満分子を丸め込むため、小池氏はウルトラCの秘策を用意しているという。
「都知事選の告示前に、『TOKYOカジノ構想』をぶち上げ、お台場への誘致を正式表明するとみられています。そうすれば、カジノに積極的な自民党にとっても渡りに船。小池氏を応援する大義名分が立ち、都議会自民党もシブシブ従うしかなくなります」(政治部デスク)
一方、国政では新たな火種がくすぶっている。国会議員の元政策秘書で作家の朝倉秀雄氏はこう指摘する。
「先の臨時国会は『桜を見る会』が疑惑を残したまま閉幕しています。ただ、野党もそれだけで安倍政権に致命的な打撃を与えられるとは思っていなかったはず。それよりも東京地検特捜部に収賄容疑で逮捕された秋元司衆院議員(48)の事件が主役になる。政界汚職問題に発展するでしょう」
永田町では別の議員にも疑惑の目が向けられているという。
「『金庫番』の異名で知られる現職大臣に金銭絡みの悪評がささやかれています。こっちに捜査のメスが入れば、安倍政権の致命傷になることも」(政治部デスク)
長期政権の終焉を予告するかのように、12月21日の「朝日小学生新聞」の1面トップで、朝日新聞の記者が小学生に向けてこう解説している。
〈任期が終わるのを待たずに、「五輪を花道に」という理由で退く─。〉
〈憲法改正の実現は難しそう〉
安倍総理の「天敵」である朝日の願望も含まれている気もするが、いずれにしろ1月の通常国会から大荒れになりそうだ。