「スカーレット」戸田恵梨香のいない“スピンオフ”が放送された実のところ

 2月24日から唐突に始まった、朝ドラ「スカーレット」(NHK)の事実上のスピンオフドラマ「スペシャル・サニーデイ」。

 戸田恵梨香演じるヒロインの川原喜美子はほぼ登場せず、メインは幼なじみの林遣都演じる大野信作と福田麻由子演じる喜美子の妹・百合子夫妻。3月いっぱいで放送終了となるこのタイミングで、ヒロイン不在のドラマが放送されていることに、視聴者からはさまざまな憶測の声が続出した。
 
 中でも多いのが、それまで脚本を担当していた水橋文美江もまた姿を消し、三谷昌登が脚本を担当したことから「主演の戸田と脚本の水橋が揉めているのではないか?」と指摘する声なのだ。

「NHKの朝ドラは主演女優と脚本家の負担が大きいため、働き方改革として戸田と水橋に休みを与えているというのが表向きの理由と言えるでしょう。一方、作品としては、喜美子のモデルとなっている女性陶芸家・神山清子は、息子を白血病で亡くしたことをきっかけに骨髄バンクの必要性を訴え、現在も『滋賀骨髄献血の和を広げる会』の代表として活動し続けています。こうしたエピソードをドラマに盛り込むとなると、女性陶芸家の生き方を描いてきたこれまでの流れとガラッと変わることから、間にワンクッション入れたのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
 
 残り1カ月のラストスパートに期待したい。

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