巨人・坂本が“女断ち”の理由/プロ野球“裏”キャンプ「激ヤバ事件」(1)

 例年より開幕が早い今季のプロ野球キャンプは仕上がりも早いはず。ところが漏れてくるのは、調整具合のよしあしばかりか「激ヤバ事件」のオンパレード。各球団のダダ漏れ情報をお届けしよう。

 季節の風物詩たるプロ野球キャンプだが、今年は列島にパンデミックの被害をもたらしている新型コロナウイルスの脅威にさらされていた。

 スポーツ紙デスクが解説する。

「各球団でコロナ対策が敷かれています。キャンプイン直後こそ、ファンに握手やサインでサービスする選手の姿が目立ちましたが、2月7日に阪神と中日が感染予防としてジェット風船の応援自粛を呼びかけてから、各球団も追随。国内で死亡者が確認されたことで、事態を深刻に捉えた各球団はファンとの接触を禁止する方向となりました」

 猛威を振るう感染症との「濃厚接触」を恐れた選手の間では、ファンサービスの自粛に限らず、不用意な外出を控える動きも目立つ。

「選手たちは宿舎のホテルから出なくなりました。練習後の食事が終わると各自部屋で過ごす選手ばかり。とんだ缶詰め状態だから、ピンクスキャンダルを求めて、キャンプ地近隣の歓楽街に張り込んでいたスクープ記者たちも早々に引き上げてしまいましたね」(スポーツ紙デスク)

 例年、宮崎の歓楽街「ニシタチ」を闊歩してきた巨人・坂本勇人(31)も例外ではない。

「女遊びの常習犯だった坂本が今年はきっぱり女断ちしている。坂本側からキャバ嬢たちに『連絡禁止』を願い出たって。というのも、1月の自主トレ、そしてキャンプインと、2カ月連続でインフルエンザにかかって調整が遅れていることが影響しているようだ。チームの主将が体調管理をおろそかにして女遊びじゃ、後輩たちに示しがつかないからね。だから泣く泣くだよ(笑)」(球界関係者)

 大枚をはたく上客の不在は、歓楽街のお姉さんにとっては死活問題。夜の蝶たちは、坂本へ『夜の定位置復帰』を願うばかりだ。

 定位置が定まっていないといえば、実際のグラウンドでも巨人には課題があった。長年ポジションが空席となっているのはセカンドだが、今年に限ってはファーストにも風穴が空いている。

「キャンプ前には、原辰徳監督(61)の口から新外国人の補強を示唆する発言があり、話題となりましたが、現状、具体的な動きは見受けられません」(スポーツ紙デスク)

 これを絶好のチャンスとしてモノにしたいのが、これまで期待外れだった中島宏之(37)と陽岱鋼(33)の2人だ。中島がオープン戦、陽が紅白戦でそれぞれチーム第1号のホームランを放つなど、さっそくアピールを続けている。

 しかし、チーム内からは冷ややかな目を向けられているようで、

「ほぼベンチが定位置となった2人ですが、ベテランながら率先して声を出しています。ところが、かえって裏目に出てチーム内で浮いているのが現状。2人がポジション争いの最中に境遇を慰め合って結託したのか、キャンプ中はキャッチボールのペアを組んでいるんですが、それが妙に痛々しいんです」(球界関係者)

 どこか、なまぬるいレギュラー争い同様に、原監督の舌鋒もいささかトーンダウンしている。

「原監督の影が薄いんですよ。前に出すぎず、指導者の育成に力を注いでいます。16日のDeNAとのオープン戦でも、元木大介ヘッドコーチ(48)がスタメンから試合中のサインまで采配を振っていた。野球界は、先日逝去したノムさんの教え子がセ・パの現役監督として6人も名を連ねています。そろそろ自身も次のステージ、指導者育成の実績が欲しいのかもしれません」(球界関係者)

 ところが、後継者の最有力である、阿部慎之助2軍監督(40)の「根性野球」には、賛否両論が渦巻いていた。

「どこか牧歌的だった2軍の雰囲気が大きく変わった。監督に注目が集まるおかげで、2軍選手たちも新聞で取り上げられますからね。ただし、練習の厳しさには選手たちも疲労の色を隠しきれない。夜間練習が解禁された時には、思わずタメ息を漏らす選手もいたよ」(球界関係者)

 令和一発目の春季キャンプで昭和に逆戻りした効果がどこまであるか、見ものである。

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