石橋貴明、フジ新番組で救われるも“キャンプブーム”便乗内容に期待薄!?

 フジテレビが2月26日、お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明をレギュラーに据えた新番組「石橋、薪を焚べる」を4月より放送開始すると発表した。

 併せて、現在の石橋唯一のレギュラー番組である「石橋貴明のたいむとんねる」の放送を3月で終了することも決定。新番組「薪を焚べる」は、石橋がゲストを交えて焚き火を囲みながら語らい合うのんびりとしたテイストのトーク番組で、フジテレビ公式サイトでは「日々の喧噪を離れしばしゆったりした時間を過ごす。火を見ながら過ごす時間の中で、“今まで語られることのなかった意外な新事実や本音“が飛び出すことも?!」との説明がなされている。

 石橋はこの新番組のスタートに向けて、「キャンプ究めます。打倒ヒロシ!」との意気込みを示しており、“キャンプ芸人“として多方面で活躍しながら、YouTubeでも着実に人気を獲得しているお笑いタレントのヒロシを目標に掲げているようだ。

「『たいむとんねる』と入れ替わりで新レギュラーが発足し、キャリア初の“レギュラーゼロ“を免れた格好の石橋にとっては、再びその手腕を試すチャンスを与えられた。実際、YouTubeではキャンプをはじめ、バーベキューや釣りといったアウトドアを専門としたチャンネルが急速に人気を上昇させており、今最も熱い分野の一つとされていますが、それはあくまでYouTubeでの話。忙しくてキャンプに行く時間を確保できない視聴者は、こういった動画を見ることで“自分も参加している感覚“を覚えるわけですが、作り手側は没入感を高めるために余計なテロップや編集を極力抑え、またBGMすらも挿入しないケースもあります。こういったムードを地上波テレビ放送が忠実に再現することは難しく、結局は石橋とゲストのトークという部分に焦点が当てられることになる可能性が高い。そもそも寡黙で物静かなキャラのヒロシだからこそ人気を博しているキャンプ企画に、石橋貴明を充てるということ自体があまり相性の良いものとは思えませんが…」(テレビ誌ライター)

 人気上昇中の流行のジャンルに乗っかった格好ではあるが、その素材をどのように調理して、石橋貴明という濃いキャラクターと融合させるのか。ポジティブな化学反応が生まれることを願いたいが、果たして…?

(木村慎吾)

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