永江朗一覧

永江朗「ベストセラーを読み解く」江戸時代中期と現在は重なる 21世版・蔦重の出現を願う!

 今年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主人公は蔦屋重三郎。略して蔦重。江戸時代中期の人物である。  蔦重の肩書きをなんといえばいいのか。現代でいうなら、編集者、出版社経営者、出版プ...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」林真理子新体制の期待が失望に…マンモス私大の深すぎる闇

 林真理子が日本大学の理事長に就任した時、火中の栗を拾おうとするその姿勢を讃える声も多かった。人気作家で日本文藝家協会理事長も務める超多忙な身にもかかわらず、スキャンダルにまみれて窮地に陥った母校のた...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」どれがいいとか悪いではない 論理的思考も多様性が重要

 書名から論理的思考を身につけるハウツー本を予想した人は、読み始めて驚くだろう。この本は文字通り、論理的思考そのものを相対化して問うものである。  論理的思考は世界共通で不変だと私たちの多くは考えて...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」会ってみないとわからない!? ねるとんパーティーもいいね

「成瀬は天下を取りにいく」「成瀬は信じた道をいく」(共に新潮社)と、大ヒットが続く宮島未奈の第3作である。作家にとって第3作は試金石である。第2作はデビューの勢いで書ける。だが、最初の2作でアイデアも...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」石井紘基は誰に殺されたのか 前明石市長が疑惑に迫る!

 かつて石井紘基という政治家がいた。オウム真理教や統一教会の被害者救済などに関わり、日本道路公団をはじめ特殊法人への不正追及で注目を浴びた政治家だった。驚くような情報を持って政府を質問攻めにして、「国...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」アニメ版と小説の異同に注目 耳の中に潜む4つの物語…

 他人の耳が気になる。比喩としての耳ではなく、耳そのものである。人によって形が違う。エロティックでもあり、グロテスクでもある。たまに耳垢だらけで長い耳毛が密生しているおっさんに遭遇すると「うへえ」と思...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」現役世代2割減で生活激変 16年後の日本は地獄だッ!

 人手不足が深刻だ。あらゆる業界、業種で人が足りない。なじみの飲食店主は「いくら募集してもスタッフが来ない」と嘆く。定休日を増やしたり営業時間を短縮したりして対処する飲食店や小売店もある。大工不足で家...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」戦後日本の闇の部分を描いた悲しくも愛おしいミステリー

 シリアスな純文学からユーモラスな青春小説、クライムノベルまで幅広い作品を書いてきた吉田修一であるが、今度は本格ミステリーに挑戦した。  舞台は長崎県北西に位置する小さな島。個人が所有するプライベー...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」村上春樹の新訳で蘇った男女の三角関係を描いた名作

 82年「悲しき酒場の唄」(白水社・西田実訳)として親しまれてきた名作が、村上春樹の新訳に山本容子の銅版画を添えてアップデートされた。カーソン・マッカラーズは現代アメリカ文学の伝説的な作家で、1917...

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永江朗「ベストセラーを読み解く」綾波レイと付き合ってた!? 杉作Jの文章はクセになる

 杉作J太郎とは何者なのか。漫画家、編集者、エッセイスト、放送作家、映画監督、俳優。元芸人で元ラッパーでもある。  最近はさらに新たな肩書が加わった。ラジオDJである。故郷、四国の松山に帰り、地元の...

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