21日、新庄剛志ビッグボスのプロデュースによる新ユニホームを発表した北海道日本ハム。「NEW AGE GAMES produced by SHINJO」と題した新球場で行われる5月13〜18日の計5試合限定での着用となる。
黒と赤を基調とした色使いに胸元のV字のライン、監督就任会見の衣装を彷彿とさせる大きな襟が付いたデザインは、随所にこだわりを反映させたとあって確かに奇抜。球界の内外からも大きな反響を集めている。
新庄監督本人は球団の公式ユーチューブチャンネルの動画で「少しぽっちゃりした選手でもスタイルがよくなる。目のマジック」とアピールするが、ネット上では酷評の嵐なのだ。
《カッコ悪いし、普段よりスタイルも悪く見えてるが…》《インチキくさい》《ガソリンスタンド店員のよう》‥‥ここまで批判が殺到するのは監督就任以来、初めてのことだ。
「スタイルのいい新庄監督だから似合ってますが、ガッチリ系が多いプロ野球界であのユニホームを着こなせる選手は少ないはず。デザインは野球のユニホームとしては斬新でも、長くて大きな襟や派手な色使いのパターンは、70年代に海外で流行ってたもの。ただ、レトロ系ファッションの今風アレンジならいいのですが、個性的ではあっても、あまりモードな感じはしませんね」(ファッション誌編集者)
日本ハムといえば、昨シーズンから使用しているユニホームのデザインも評判はイマイチだった。プロ野球ファンから《昔の西武のユニホームに激似》《アート引越センターの作業着みたい》などとイジられ、ファッションデザイナーのドン小西氏からも「普通すぎる」とダメ出しされている。
「その点、今回は良くも悪くも新庄監督らしいインパクトあるデザインになっているのは事実。ただし、重要なのはこのユニホームを着る試合で勝つこと。スポーツチームのユニホームは多少ダサくてもチームが強ければ印象が変わりますから」(前出・編集者)
今回の新ユニホームがチームの快進撃のきっかけになることを祈りたい。