菊池桃子を射止めた高級官僚、「60歳で初婚」の確率は13人に1人だった!?

 女優の菊池桃子が11月4日、51歳で再婚した。お相手は経済産業省にて経済産業政策局長の要職を務める新原浩朗氏(60)。新原氏は安倍晋三首相の政策を支えるスタッフの一人でもあり、口さがないネット民からは「上級国民がアイドルを射止めた」といったやっかみの声も出ているようだ。

 だが、新原氏が初婚であることが伝わると、アイドルや政治に興味がない層からも驚きの声が続出しているという。女性誌のライターが話す。

「普段は政治の話なんてめったにしない奥様方の井戸端会議でも、この結婚は話題になっています。そこでみんなが注目するのは『60歳の未婚男性が、9歳年下で離婚歴のある女性と初婚』したということ。世間では菊池が政界進出を視野に入れているといった見方もありますが、井戸端会議では『年収はいくらくらいあるのか』や『どうやって結婚までこぎつけたのか』といった下世話な興味で持ちきりです」

 それでは60歳になって初めての結婚に至る可能性はどれくらいあるのだろうか。それは統計から導き出することができるという。週刊誌記者が説明する。

「5年ごとに実施される『国勢調査』では未婚・既婚・離別などの“配偶関係”についても実施しています。ここで2010年度と2015年度の統計を比較すれば、未婚者が結婚にたどり着いた割合が計算できる仕組みです。統計の都合で5歳区切りとなりますが、2010年度に55~59歳男性の未婚率は全男性人口の14.7%だったのに対し、5年経った2015年度では60~64歳男性の未婚率が13.6%へと減少。つまり1.1%の未婚男性が結婚に漕ぎつけた計算になるのです。また未婚男性だけを対象に計算した場合には、60歳手前で未婚だった男性の7.5%が60歳過ぎには初婚を果たしたことに。その割合はほぼ13人に1人となります」

 この試算では未婚者と既婚者の死亡率が同じという前提となっており、実際の数字とは微妙な差があるものの、大きくは外していないはずだ。

 この「13人に1人」というのが「よくあること」なのか、それとも「レアケース」と捉えるべきか。ともあれ「お相手はアイドル」というパラメーターを加えれば、その確率が限りなくゼロに近づくことは間違いないだろう。
 
(北野大知)

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