特別政府職員としての任期終了に伴い、米政権からの離脱を発表していた実業家イーロン・マスクが5月30日、退任会見を行い、それに合わせるかのように米ニューヨーク・タイムズが衝撃の記事をブチかました。
マスク氏は1月のトランプ政権発足で「政府効率化省(DOGE)」の責任者に就任。4カ月で数万人の雇用削減を実現させ、政府機関を閉鎖。さらに対外援助を大幅に削減するなど大ナタを振るってきたが、突然の解任劇には政府関係者から「かき回すだけかき回され、後はよろしくはないだろう」という声がある一方、「よく持ったほうだ」との声のほうが圧倒的に多いというから、「想定内」といったところなのだろうか。
そんな最中、ニューヨーク・タイムズが報じたのが、マスク氏の薬物使用疑惑と、同氏の元恋人女性が語ったとされる「日本のポップスターとの間に子どもをもうけた」との仰天情報だった。
同日、ホワイトハウスの大統領執務室で記者会見に臨んだマスク氏は、「これからもトランプ大統領の友人、助言者であり続けたい」とコメント。トランプ氏も「信じられないほど素晴らしい貢献」を称賛し、「本当にやめるわけではない。行ったり来たりだろう」と変わらぬ信頼関係を強調。会見では記者団から薬物乱用疑惑についての質問も出たが、マスク氏は薬物疑惑を完全否定した。
「ニューヨーク・タイムズによれば、マスク氏が幻覚作用のあるマッシュルームや、麻酔薬のケタミンなどを常用していたのは、2024年、大統領選でトランプ氏に最も多額の献金をしていた頃で、選挙運動中にはケタミンを大量摂取したために膀胱に問題を抱えたと伝えています。ほかにも合成麻薬MDMAや向精神薬も服用。昨年は薬箱を携帯していた疑いもあると報じていますが、関係者からの談話の範疇で、まだ追い詰めるまでの決定打とはいえないですね」(国際部記者)
一方、「日本のポップスターとの間に子どもをもうけた」という元恋人の証言について、マスク氏は現在も沈黙を守ったままだが、
「ニューヨーク・タイムズに証言したのは、マスク氏の元交際相手で作家アシュリー・セント・クレアさん。彼女は今年に入って、マスク氏の13人目となる子どもを出産したと主張し、独親権を求めて訴訟を起こした女性です。ただ、その『ポップスター』が誰なのか、あるいは出産時期や性別なども不明なため、証言の信ぴょう性を巡り、水面下での情報収集合戦が激化しているようです」(同)
ともあれ、14人の子どもがいると伝えられ、公表されていない子どもが他にもいるとの噂もあるマスク氏のこと。その一人が日本人だったとしても、なんら不思議ではない。
薬物使用疑惑は尾を引きそうだが、元恋人の衝撃発言については、日本にも飛び火しそうだ。
(灯倫太郎)