このように片時も休むことなく、学習に取り組む中で、友人や知人からの食事の誘いには、強い信念で切り抜けてきたという。
「外国語学習に取り組みながら、こんなにすばらしいことはみんなに伝えないといけないと思うようになり、学習する上での重要なミッションとなりました。だから、食事やパーティーに誘われた時も、キッパリと断れる。ただひと言『忙しいから』と言うだけではなく、具体的なスケジュールを見てもらって納得してもらうようにしていますね。そういえば、以前に一度、私の作品のファンだという男性から手紙をいただいて喫茶店に行ったこともあるんですけど‥‥。一度だけと約束して会ったのに再会を求められたので、それ以降はファンの方とはお会いしないことにしました」
とはいえ、時には自分へのご褒美も学習意欲を高める大切な要素だと語る。
「だいたい1〜2カ月に一度は、外国語の検定試験を受けるのですが、自分の中で『今回はベストを尽くせたぞ!』と思った時は、結果が出る前にレストランで食事をするのがご褒美ですね。何もない時に豪華なものを食べるよりも、自分なりの成果を感じながら味わう食事は、よい気晴らしにもなるので、さらなる高みへと向かう気持ちを高めてくれますよ」
これほどストイックに学習に励み、8カ国語も習得すれば、やはり異国女性とのロマンスも?
「私の場合、外国の女性と話す機会は外国語学校に限られますので最初からロマンスは期待していませんが、それでも外国の女性とお話しするのは楽しいです。また、外国語を学ぶ際、日本語では表現できない概念を理解しなければいけないので、日本的な思考から抜け出す訓練にもなります。それで、相手を理解しようとする心構えになり、互いの理解が深まったり、苦手な人が減ったりもする。ということは、国籍を問わず、女性との出会いも広がると考えてもいいのではないでしょうか(笑)」
外国語に触れると、ボケ予防だけでなく、異国女性と触れ合うチャンスが!
*週刊アサヒ芸能3月27日・4月3日号掲載