コメの価格高騰を受けて、2月24日には政府が備蓄米21万トンの放出を発表したが、いまだその効果が出るどころか、店頭価格は上がり続けている。
3月2日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」では「家計を圧迫し続けるコメの品薄&価格高騰」と題して緊急特集。元バレーボール日本代表選手が「コメ農家」として出演して、SNSには驚きの声があふれた。
なぜコメが値上がりしているのか。専門家は減反政策でコメの生産量を減らしてきたことが原因であると指摘し、「コメの生産をおさえていなければ、“令和の米騒動”は起こらなかった」と主張した。
その後、コメの生産についてコメントしたのが元バレーボール日本代表で、現在はコメ農家をしている中垣内祐一氏(57)。VTR出演した中垣内氏は、「コメが余れば大きな値崩れを起こすと思うんです。今以上に。なので、正直、余らせてはいけないし、余るのであれば、政府主導で余る一歩手前から海外へバンと輸出してしまうということが必要になってくる」と述べ、「余らないようにギリギリのところで推移させるのが国としての手綱の握り具合。本当に見せどころなんじゃないでしょうかね」と締めくくった。
1992年のバルセロナオリンピックに日本代表として出場し、現役引退後は国内チームや日本代表チームの監督を務めた中垣内氏が「コメ農家」としてテレビ出演したことで、SNSには《中垣内さんコメ農家になってたのか》《ビックリした!あの中垣内さんか!》などと驚きの声があふれていた。
「福井にある中垣内さんの実家がコメ農家で、ご本人は昔から50歳になったら家業を継ぐと決めていたそう。スーパーでは中垣内さんが作ったコメとして売られていることもあって、地元ではかなり有名だとか。番組では、『コメ農家の収入は耕作面積に左右される』『一定面積より小さければマイナスになります』と説明していました。コメ不足が叫ばれていても、今後、コメが余ったら価格が下がって収入が減ってしまう。コメ農家の現状がよくわかる的確なコメントでした」(メディア誌ライター)
中垣内氏にはVTRではなく、スタジオに来てコメ農家の現状について語ってほしい。