ガスト再登場「博多明太もつ鍋」バージョンアップ版は〆ちゃんぽん麺まで最高だった!

 ファミリーレストラン「ガスト」は1月23日より、「博多もつ鍋やまや」が監修した「博多明太もつ鍋」を期間限定で販売開始した。昨年、「ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!」(TBS系)の一流料理人がメニューをジャッジする人気企画でパーフェクト合格を叩き出した伝説の商品が再登場したということで、さっそく食べに行ってみた。

「博多明太もつ鍋」は、国産焼きあご、熊本産うるめ鰯節、枕崎産鰹節などのだし素材を使用した醤油スープの《あごだし醤油》と、上品な甘さの西京味噌に白味噌に鶏だしなどを使用したまろやかでコク深い《こく味噌》の2つの味を用意。さらに今年はシメのメニューに「ちゃんぽん麺」と「うどん」が新たに加わっており、記者は「博多明太もつ鍋《あごだし醤油》ちゃんぽん麺付き」(税込み1340円)をチョイスした。

 商品は昨年と違って固形燃料の入ったコンロで提供され、最後まで冷めることなく熱々のまま食べられるようになっていた。まずはグツグツ煮立ったスープからいただくと、魚介だしの優しい風味と醤油の甘みが感じられる上品な味わい。もつは食べやすいサイズにカットされ、噛めば噛むほど肉の旨みと脂の甘味が口いっぱいに広がる。プリプリとした弾力はあるが、決して硬すぎることなく、いい塩梅で噛み切れるほど の柔らかさだ。

 他にも具材は、キャベツ、ささがきゴボウ、ニラ、豆腐が入っていて、ニラの上にはにんにくチップと鷹の爪の輪切りが乗せられている。特にキャベツはたっぷりで、価格が高騰しているいま、嬉しい限りだ。そして途中で別皿で提供される明太子のペーストを加えると辛味と塩味がプラスされ、ニラ、にんにく、鷹の爪と一緒にもつを食べれば、かなりのパンチある味わいとなり、食欲がブーストする。

 具材をすべて食べきったら、最後のお楽しみであるちゃんぽん麺を投入。お椀で追加のスープも用意されているので、事前にスープを飲みすぎてしまった場合でもシメをしっかりと楽しめるようになっている。なお、当初は上品に感じたスープも明太子を投入して煮詰まったことで、もつや野菜の旨みも溶け出し、かなり濃厚な味わいに変化。ツルツルモチモチな中太の麺にもスープがしっかり絡んで、夢中ですすれる最高のシメだった。

 ボリューム的にも申し分なく、メニュー増で昨年よりも明らかにバージョンアップされていた「博多明太もつ鍋」。今年も大ヒット間違いなしだろう。

(小林洋三)

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