ガストに導入された「タブレット端末」に表示される「アンケート協力画面」に、困惑する客が増えている。
すかいらーくホールディングスは2020年3月にガスト、ジョナサン、バーミヤン、しゃぶ葉にデジタルメニューブックを導入。テーブル上のタブレット端末でメニューを注文するのが今では当たり前だ。近年はさらにタブレット上でお客様アンケートを実施しているが、「何歳ですか?」「何人でご来店ですか?」「ご職業はなんですか?」などと、次から次へと繰り出される質問に「ウザい」と感じる人が相次いでいる。
SNS上では「定期的にアンケート回答やライン登録促してくるんやけど。しかもその都度『ピンっピンっ』って着信音がなるって言う…なんやこれまじで」「もっと設問数を減らしてくれませんか?なんとなく始めたら終わらなくて途中でやめた」「なんでファミレスで飯食いに来て職業も回答しなけりゃいけないんだ?」「広告を流すだけでなく、音を出してアンケートに回答せよと迫ってくるのが好きでないので、注文したらさっさと裏返してる」などと、あまり評判はよろしくないようだ。また1人客からは、来店人数を聞かれるとツラいという声も上がっている。
「モーニングの時間帯は特に高齢の客が多いのですが、タブレット操作に慣れていない上に、アンケートの回答まで求められて、困惑している姿をよく目にします。また料理が運ばれる間ならと軽い気持ちで始めたものの長々と質問が続き途中で投げ出す人や、最初から適当に回答する人も少なくないでしょう。質問を絞って、きちんと回答した人にはクーポン券を発行するなどの改善策を期待したいところです」(メディアライター)
「あなたはどうしてすかいらーくに行くのですか?」「家の近くにありますか?」「ドライブスルーですか、店内飲食ですか?」
これらはすべて選択式で、客がコメントを入力することはできない。自身の声がなんらかのサービス向上に繋がるのであれば、労を惜しまないという人もいるだろうが、せめてクーポンくらいは発行してもらいたいところ。還元がない割には問題数が多いと疑問を持つ人が少なくないようだ。
(ケン高田)