最近は夫がキッチンに立つことは珍しくないが、トラブルが起きることもあるようだ。
特に妻が一番嫌うのが、野菜類をシンクに「直置き」することだという。最近は道の駅や野菜の直売所などで泥付き野菜が売られており、そのままシンクに入れて泥を洗い流しているという人も多いのではないか。一方、妻たちはシンクへの直置きを不衛生と考えており、ザルやボウルなどに入れて洗ってほしいと考えているようだ。
日頃からシンクをキレイに洗っていれば、直置きしても問題ないと思うのだが…。
実はこの「シンク直置き問題」、長らくSNS上で論争が繰り広げられていた。シンクがどの程度汚いものと考えるかは、家庭によって衛生管理にばらつきがあり判断が分かれるところだが、実際はどうなのだろうか。
例えば東京北区では、シンクからの食中毒菌の二次汚染に注意を呼びかけている。Webサイトでは、「シンクは用途別、食品別に使い分ける」「シンクに食品を触れさせない」「シンクは洗浄と消毒をする」という三原則を提唱。生野菜を洗う場合は、専用のザルやボウルを使用してシンクに食品が直接言触れないよう注意喚起している。
世の夫の中には、家事を手伝おうとして妻に怒られてショゲている人も少なくない。家庭内で「家事ハラ」が起きないためにも、シンクへの“直置き”は避けたほうがよさそうだ。
（ケン高田）
