マクドナルドとアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がコラボし、数量限定で販売されるフィギュアセットがフリマサイトなどで相次いで高額転売されている。
「転売ヤーの餌食となったのは、エヴァンゲリオン3体がビッグマック、マックフライポテト、マックシェイクに変形する『マクドナルド×エヴァンゲリオン バリューセットフィギュア』(3900円)。これまでマクドナルドでは『ハローキティ』や『星のカービィ』とコラボしたハッピーセットが転売ヤーの買い占めにあっていたことから、今回は1人1回限りの抽選販売となっていたのですが…」(ネットライター)
1月16日に抽選の結果が発表されるや、「メルカリ」にはコラボフィギュアが大量に出品。価格は安いものでも倍程度に設定され、高いものでは7万円に達するものも見られた。なお、マクドナルドからフィギュアを受け取るのは1月20日からで、メルカリは出品者の手元にない商品の出品を禁止していることから、いったんは多くが出品取り下げとなっていたが、20日になり再び出品されている。
「抽選販売となったのになぜこんなにも転売ヤーが当選しているのか不思議に思われるかもしれません。実は、最近の転売ヤーはかなり組織的になっていて、SNSで買い子を募集したり、大量のアカウントをBOTで運用して、抽選でも大量に商品を入手しているのです。数量限定の抽選商品はプレミア化しやすいことから、むしろ大量の転売ヤーを呼び込んでしまった可能性もあると思います」(ITジャーナリスト)
完璧な転売対策は今のところ見つからないようだ。
(小林洋三)