年末年始は「侵入窃盗」のピーク!犯人による“下見の痕跡”「マーキング」の見方とは

 年末年始は、住宅などに侵入し窃盗を行う犯罪が急増するといわれている。

 旅行や帰省などによる外出が増えるためだが、去年の年末年始の住宅への侵入窃盗は1万7469件で、前年比1777件増だった。今年は最大9連休となることから、ホームセンターなどはで防犯グッズの売り上げが急増しているという。

 そんな中、気をつけたいのが家の周りの点検だとか。「自宅にマーキングされているかもしれないので、日頃からチェックしておきたい」と注意を促すのは情報誌ライターだ。

「マーキングとは、空き巣や違法な訪問販売員などが下見した家に残す印のことで、玄関ドア、表札、インターフォン、ガスメーターなどに文字や印が書き込まれたりします」

 では、マーキングの例にはどんなものがあるのか。ALSOKのホームページによると、「M」=男性、「W」=女性、「S」=独身、「F」=ファミリー、「ルorR」=留守、「SS」=土日休み…などの隠語のほか、黒いシールが貼られていれば“家族、男性と同居・侵入が厳しい”となり、白いシールであれば”独身、女性、侵入の可能性がある”と説明されている。例えば「20SW_9・21」と書かれていると、「20代独身女性、9時出勤、21時帰宅」を意味するそうだ。

「もしマーキングを見つけた場合はすぐに消さず、写真を撮ってから警察に届け出るのがいいようです」(同)

 年末年始に長期間留守にする人は、マーキングのチェックをしておいたほうがいいだろう。

(鈴木十朗)

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