慶大野球部・清原正吾が大学野球を終えた。伝統の早慶戦(11月9日・10日)に連勝し、早大の目の前での優勝を阻止。「この早稲田戦を2連勝することだけを考えていたので、この先の進路に関してはちゃんと自分で見つめ合って考えたいなと思います」と語り、観戦した父・和博氏は「大学野球がこんなに感動するものとは思わなかった」とコメントしていた。
プロ野球からはフラれてしまったことで、今後の去就について清原は「明日以降、ちゃんと自分と見つめ合って考えたい」と“白紙”を強調しているが、
「いずれにせよ野球を続けるのか、就活をするのかの二択になる。野球継続の場合、社会人野球には規約上、加入できません。独立リーグか、海外留学かになる」(夕刊紙記者)
清原にはすでに、今季からイースタン・リーグに参入しているオイシックスをはじめ独立リーグ10球団ほどからオファーが来ているというが、一方でバックには約40万人の慶大OB、OGが組織する「三田会」がついている。
「他大学とは違い、多くの国内企業のトップも名前を連ねている同窓会組織です。慶大OBで元巨人監督の高橋由伸氏ももちろんその1人で、11月9日の早慶戦を一般席で観戦したことを自身のSNSで発信。生まれた時から知っているという清原について『本塁打も本当に良かったです』と綴り、自分のことのように喜んでいました。YouTubeチャンネル『ANDTV』では、慶大野球の練習に出向いた様子も配信されています。そんな高橋氏をはじめ、卒業後も慶大をあげて清原をバックアップすることになるでしょう」(大学野球担当記者)
その後押しで、いつかプロ野球を舞台に躍動する姿を見たいものだ。
(小田龍司)