イスラエルvsイランが全面戦争へ!原油価格暴騰が“嘘つき”石破政権にトドメ

「嘘つき前倒し総選挙」と「裏金議員原則公認」で国民からも野党からも猛批判を受け、立ち往生しつつある石破政権にトドメの刃が突き刺さろうとしている。イスラエルとイランの全面戦争による中東危機で、原油価格が暴騰する可能性が高まっているためだ。

 軍事アナリストが解説する。

「当初のイスラエルVSハマスの戦闘はイスラエルVSレバノン・ヒズボラからレバノンの後ろ盾、イランとの戦いに移りつつある。イランがイスラエルを攻撃することでイスラエルは報復攻撃でイランの石油基地を標的にする観測が強まり、一気に全面戦争の危機が増している」

 これを受け10月3日のニューヨーク原油先物市場では、代表的な指標価格は一時、前日終値から5%超上昇して1バレル=74.09ドルの高値をつけた。イラン攻撃で、タンカーによる原油輸送の大動脈であるのホルムズ海峡の封鎖などが起これば世界は一気に原油危機となる。そうなれば輸入原油の9割を中東に依存している日本は一気にエネルギー危機、物価高騰につながるのは必至だ。

 ところで、帝国データバンクが国内の主な食品メーカー195社を対象に行った調査によると、10月に値上げされる食品は約2900品目となり今年最大だ。霞が関関係者が言う。

「8月の全国消費者物価指数は生鮮食品を除いて前年同月比2.8%上昇し、4カ月連続で拡大している。円安ドル高で海外から輸入する原材料の価格高騰が影響し市民は今、生活防衛に四苦八苦だ。ここに加えて中東戦争などが本格化したら、日本は狂乱物価で“むしろ旗一揆”になりかねない。もちろんそれら全てが石破内閣のせいではないが、国民にすれば『石破なんとかせえ』と批判の矛先は時の内閣に向かう」

 そうなると「嘘つき内閣」に加え「経済政策もダメ政権」となり国民はノーを突き付ける。5度目の挑戦で総理総裁の椅子を勝ち取り「政界おしん」の異名もある石破首相だが、最後はやはり運のない政治家となるのか。石破首相は夜も眠れない日々が続きそうだ。

(田村建光)

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