ガザ戦争の最中でも急上昇ランキング1位「エジプト」が海外旅行先に選ばれる理由

 このところの円安で、日本を訪れる外国人観光客が増える一方、日本から海外に出かける人は減っているといわれる。そんな中、日本からの海外旅行先として人気が急上昇しているのがエジプトだという。

「HISの夏休み旅行予約動向を見ると、予約者数ランキングは①ソウル(韓国)②台北(台湾)③ホノルル(ハワイ)と例年と特に変わりはありません。一方、前年から予約者数が大きく増えた急上昇ランキングでは①カイロ(エジプト)②デリー(インド)③ウランバートル(モンゴル)となっており、前年比はカイロがなんと405.6%。2位デリーの270.3%もすごいですが、それを大きく上回っています」(旅行ライター)

 エジプトといえば小池百合子東京都知事の「学歴疑惑」を思い出すが、現在戦下にあるガザ地区、そしてイスラエルの隣国でもある。なぜこんなに人気を集めているのか。

「エジプトは今でも“円高”で旅をすることができる数少ない国。ドルやユーロなどとは違い、エジプトの通貨『エジプトポンド』に対しては円高が進んでおり、1エジプトポンドは約3円。2年前と比べると、2倍以上の円高だそうです。例えばマクドナルドのビッグマックの値段を比較してみると、日本は480円なのに対してエジプトでは円換算で400円だといいます」(同)

 エジプトはピラミッドが有名な観光大国。近年は輪をかけて絶好調で、今年上半期の観光客数は700万人超、観光収入は66億ドルになり、昨年より3億ドル増加しているという。また、エジプトは2028年までに3000万人の観光客誘致を目指しているそうだ。

 夏休みも近づいているが、海外に行くならエジプトもひとつの選択肢になるかもしれない。

(鈴木十朗)

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