開き直りか! 水原一平被告、出廷の度にどんどん“ラフ”になる服装に疑問の声

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平被告が6月4日(日本時間5日)、米カリフォルニア州サンタアナの連邦裁判所に出廷。自身のギャンブルによる借金を返済するために、大谷選手の銀行口座から約1700万ドル(約26億3000万円)を無断で送金したことと、虚偽の税務書類を作成したことを認めた。量刑は10月25日に言い渡される。

 この日、水原被告はダーク系のスーツに丸首の白いTシャツ姿で出廷。不正送金による巨額銀行詐欺と虚偽の納税申告について、それぞれ「ギルティー(有罪を認めます)」と答えた。

 これに突っ込んだのはテレビプロデューサーのデーブ・スペクターだ。6月5日更新のXで「水原一平の出廷に驚いたのは、ネクタイをしてない。量刑前とはいえ、一般常識として被告にネクタイは着けさせる。弁護士がアドバイスしたのか、水原が拒んだのか不明だが、裁判官の心証に良くない」と指摘した。

 水原被告(当時は容疑者)が4月12日に初出廷したときは、黒のスーツに白の襟付きシャツ姿。ネクタイはしていなかったが、シャツは第1ボタンまで留めていた。5月14日に出廷した際は、前回と同じく黒のスーツに白い襟付きシャツで、ノーネクタイ。ただ、シャツの第1ボタンは外していた。6月4日の出廷時は襟付きのシャツからTシャツへ。出廷するたびに服装がカジュアル化している。

「水原被告は罪を認めることで連邦検察とすでに司法取引が成立しています。最長33年の禁錮刑を科される可能性がありましたが、量刑が大幅に軽減されると見込まれています。おそらく、そうした気の緩みが出てきたことで服装もラフになってきたのだと思います。ネクタイを締めたところで、罪が軽くなるわけでもないと開き直っている面もあるでしょう」(スポーツ紙記者)

 服役後は日本に強制送還になる見通しだが、そのときはネクタイを締めたほうが世間ウケはいいかも。

(石田英明)

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