鉄道ファン歓喜!JR東日本のネットバンク「JRE BANK」の特典がスゴすぎた

 JR東日本のネット銀行サービス「JRE BANK」が5月9日にスタートした。当日は申し込み多数でメールの遅延が発生し、同日分の受付を終了。その後も同様の事態が続き、人気のほどがうかがえる。

 JRE BANKは楽天銀行と提携し、ネット上に口座を開設すれば入出金や振り込み、定期預金などに使用できる。さらに利用状況に応じた特典の充実ぶりで注目を集めた。

 特典の内容を紹介すると、1つめは50万円以上預金するなどの条件を満たせば、JR東の片道運賃を最大で年10回まで4割引きとなる優待券がもらえる。2つめはモバイルSuica利用者には普通列車のSuicaグリーン券を無料で年4枚まで提供。3つめはJR東の新幹線停車駅47駅からランダムに選ばれた4駅に行ける「どこかにビューーン!」の割引クーポンも年12枚までもらえる。

 これだけ豪華な特典だと申し込みが殺到するのもわかるが、なぜこれだけのサービスが詰め込めるのか。

「JR東日本のポイント『JRE POINT』をためて活用する、いわゆる『ポイント経済圏』を拡大強化し、顧客を囲い込むこと。さらに利用データを収集・分析し、事業展開に生かしていく狙いがあります。鉄道では、京王電鉄が昨年9月から住信SBIネット銀行と提携した金融サービス『京王NEOBANK』を展開しています」(経済誌ライター)

 SNS上では、JR東海、JR西でもやってほしいとの声がある一方、いつまで特典が続くのか、と疑問を持つ人も見受けられた。とりあえず東日本在住の人は口座開設を考えてみても損はないだろう。

(鈴木十朗)

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