五月病に効く!?「ゴゴスマ」で拡散された“朝アイス”の健康効果とは?

 アイスクリームといえば真夏に食べるイメージだが、5月にこそ食べるべきかもしれない。5月13日放送の「ゴゴスマ-GO GO! Smile!-」(TBS系)で、意外な効用が紹介された。

 番組では、大型連休の反動などで「やる気が出ない」「疲労感」「体調不良」といった、いわゆる五月病を訴える人が増えていることを特集。心身の健康に支障をきたすなどして、本人に代わって勤務先に退職の意思を伝える「退職代行サービス」の利用者も、GW後に急増しているという。

 コメンテーターとして出演した医師で医療ジャーナリストの森田豊氏は、朝にアイスクリームを食べる「朝アイス」を提案。森田氏は「これ(朝アイス)だけで五月病対策になるとは言えないけど、朝にアイスクリームを食べると気持ちがスッキリするという研究結果がある」と言い、量を食べなくても「小さなアイスでいい」とアドバイスした。

 アイスクリームに含まれている「トリプトファン」は必須アミノ酸の1つで、神経伝達物質のセロトニンを生成。セロトニンは精神状態を安定させる働きがあり、別名「幸せホルモン」とも呼ばれている。朝、アイスクリームを食べると、スッキリ感が得られ、イライラや不安を抑えられるという。

 SNS上では《朝からアイスは無理》というコメントもあったが、《五月病には朝アイスがいいんだって》《五月病対策には朝アイス。初めて聞いた》《良さそうな気がする》《朝アイスは精神健康にいいらしい!食べねば!》などと驚きや喜びの声が拡散された。

「厚生労働省の患者調査によると、精神疾患を有する総患者数は、2002年は258万人でしたが、17年には419万人と15年間で1.6倍となっています。五月病に限らず、精神面に不安を覚える人は増加傾向にあります。心の不安が朝のアイスクリームで軽減できるのであれば、まだあまり知られていない『朝アイス』はブレイクする可能性も秘めています。インスタグラムの『#アイスクリーム』は211万以上も投稿があり、“映える”要素もあります。食欲のない朝でも食べられるサイズで、元気が出るようなデザインを施したパッケージなどで売り出せば、当たるかもしれません」(トレンド雑誌編集者)

 朝アイスブームが到来するか。

(石田英明)

ライフ