新日曜劇場で「VIVANT」超えを目指す長谷川博己に「金銭未払い」過去

 4月14日スタートのTBS日曜劇場「アンチヒーロー」の前評判が高い。

「殺人犯でも無罪にするというダークな弁護士役を長谷川博己(47)が演じ、同じ日曜劇場で昨年大ヒットした『VIVANT』超えを目指すと関係者は張り切っています」(テレビ局関係者)

 長谷川は、2010年に放送されたNHKドラマ「セカンドバージン」で注目され、翌年の連続ドラマ「家政夫のミタ」(日本テレビ系)でも存在感を示した。

「日曜劇場では17年に『小さな巨人』で主演を務めており、最終回視聴率16.4%を記録して実績十分。20年放送のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』では明智光秀役で主演を果たし、今や押しも押されもせぬトップ俳優に上り詰めました」(前出・テレビ局関係者)

 順調な歩みに見えるが、文学座の下積み時代を経験している苦労人だ。ブレイク後、金銭トラブルが話題になったこともあった。

「問題が明らかになったのは、大河ドラマ『八重の桜』で綾瀬はるか演じる主人公・八重の夫役を務めていた、13年のことでした。長谷川が3年前に受けていた歯科治療費のうち、30万円が未払いだったことが一部スポーツ紙の報道により発覚したんです」(芸能記者)

 長谷川が噛み合わせ調整の治療を受けていたのは2010年。ちょうど「セカンドバージン」で人気俳優の仲間入りをする前後のことだった。

「医師に『あまりお金がない』と正直に話した長谷川に、医師は44万1000円だった治療費のうち14万円だけを支払わせてツケ払いを許し、『有名になったら、有名人をたくさん連れてきてくれよ』と伝えたそうです」(前出・芸能記者)

 長谷川がこれを踏み倒そうとしていたのかというと、そうではなかったようだ。

「大ブレイクを果たし、急に忙しくなったことでうっかり抜け落ちていたようです。スポーツ紙から事実確認の連絡を受け、『逆に教えてくれてありがとうございました』とコメント。すぐに医院に本人が連絡を入れて、近日中に支払いに行くと謝罪したといいます」(前出・芸能記者)

 この迅速で的確な対応により、大きなスキャンダルになることなくコトは収束した。今回の話題作でも、共演者との“噛み合った”演技で高視聴率を記録するのだろう。

(露口正義)

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