「元彼」で苦戦した綾瀬はるか、「はい、泳げません」でリベンジのはずが…

 ヒットドラマを連発し、「ドクターX」の米倉涼子とともに〝視聴率女王〟の称号をほしいままにする女優の綾瀬はるか。ところが、6月20日に最終回を迎えた月9初主演となったドラマ「元彼の遺言状」(フジテレビ系)の平均世帯視聴率は8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。全話通じて9.1%と2桁に届かず、綾瀬にとっては物足りない数字となった。ただネット上では、原作を生かしきれていないという指摘があったものの、綾瀬の演技は高く評価されている。

 一方、映画でも苦戦している。俳優の長谷川博己と共演した映画「はい、泳げません」が6月10日に公開された。2人は大河ドラマ「八重の桜」(NHK)で夫婦役として共演。全50回の平均視聴率は14.6%と、大河ドラマとしては“そこそこ”の数字。映画で名誉挽回といきたかったが、6月11〜17日の観客動員数は9位とトップ10に入ったが、6月18〜19日の週末は圏外へ(集計は興行通信社)。

「はい、泳げません」は、水泳教室を舞台に長谷川演じる〝泳げない哲学者〟と綾瀬演じる〝泳ぐことしかできない水泳コーチ〟の希望と再生を描く物語。綾瀬はクランクイン前から水泳の練習に取り組み、撮影中も出番が終わった後に練習を欠かさなかったという。

「映画は観客動員数に結びついていないようですが、ネット上ではストーリー、綾瀬と長谷川の演技とも大絶賛されています。おまけに、綾瀬の水着姿も男性ファンの目を釘付けにしたようです。劇中の半分以上は水着姿のプールシーンですからね。そこまで体を張った綾瀬にしてみれば、作品や演技が評価されても観客動員数につながらないことにジレンマを感じているでしょう」(芸能記者)

 今は我慢のときか。

(石田英明)

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