宅配ピザチェーン最大手の「ドミノ・ピザ」が、独自に「ピザを食べる時、耳まで食べる?」とのアンケート調査を実施したところ、「食べない」と回答した人が約1割もいたことが明らかとなった。予想外に食べ残されることが多いことが分かったピザの耳。最後まで美味しく食べるにはどうすればいいのか。
「同調査は3月中旬、ドミノ・ピザの公式X、公式LINE、公式インスタグラムで計1万7672人を対象に実施され、食べる派が91%、食べない派が9%という結果になりました。食べない派の意見としては『食べる習慣がない』が6.12%で最も多く、『おなかがいっぱいになるから』が4.08%、『味がないから』が2.04%で続きました。なお、同社は2022年にも同様のアンケートを実施しており、その時はピザの耳を食べない派が12%だったことから、耳を残す人が一定数いることです」(フードライター)
実はピザの耳を“食べる・食べない問題”は世界中で議論されていている。ピザの本場であるイタリアでは多くの人がナイフとフォークを使って食べるが、その際は耳を部分を切り取り具が乗った部分だけを食べ、耳を残す人も少なからずいて、マナー違反にはならないのだとか。もともとピザの耳は具材を乗せずに焼き加減を確認する部分で、必ずしも食べなければならないものではなかったとの説もある。
「とはいえ、我々日本人としてはピザの耳を食べずに捨ててしまうのはさすがにもったいないと思ってしまいますよね。そこで、ピザの耳を美味しく食べられるアレンジレシピをご紹介しましょう。まずは定番とも言えるピザ耳ラスク。バターで焼きカリカリになったら砂糖をまぶして完成です。はちみつをかけたり、アボカドをディップして食べるのもオススメ。続いては、ガッツリ食べられるピザ耳グラタン。耐熱皿にピザの耳を敷き詰め、ベーコンやジャガイモなど好きな具材を足して、ホワイトソースとチーズをかけて200度のオーブンで10分ほど焼くだけです。これなら、ピザの耳を捨てずにしっかりと食べきることが出来るのではないでしょうか」(料理研究家)
ピザの耳を残す派の方は、ぜひお試しあれ。
(小林洋三)