「月見商戦」バーガーチェーン以外への飛び火と“ハロウィンが下火”の関係

 9月17日の中秋の名月を前に、秋の風物詩「月見商戦」が始まっている。

 マクドナルドは9月4日から定番の「月見バーガー」「チーズ月見」、朝マック限定の「月見マフィン」に加え、新作の「芳醇ふわとろ月見」や、初登場の夜マック限定「倍月見バーガー」「倍チーズ月見」「倍芳醇ふわとろ月見」を新たにラインアップ。さらに新作スイーツ「きなこもちとあんこの月見パイ」「月見マックシェイク カスタードプリン味」と「チキンマックナゲット 柚子七味タルタルソース」と、史上最多の10商品を販売している。

 ほかにもバーガーキング、ウェンディーズ、ロッテリア、ファーストキッチン、モスバーガーなどで月見系のバーガーを販売されているが、今年はバーガー以外の業界も月見商戦に参戦している。

「以前、秋のイベントとしてはハロウィンのイメージが強かったのですが、コロナ禍で減少。そこでテイクアウトでも楽しめる月見商戦に各社が参入し始めたという流れがあります」というのは生活情報誌ライター。

「ドミノ・ピザは9日から『月見クワトロ』を発売。牛丼チェーンの吉野家は『月見牛とじ丼』、すき家は『月見すきやき丼』を販売中。旨辛グルメ専門のチェーン店・赤からは『赤から月見鍋』を2日から販売。丸亀製麺では『焼きたて牛すき釜玉うどん』と『粗挽き肉チーズ釜玉うどん』が3日から登場しています」

 月見商戦は拡大しているようだが、バーガー以外の月見を楽しんでみるのもいいかもしれない。

(鈴木十朗)

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