巨人・小林誠司「不可解な7番起用」の裏にあった阿部監督の「阪神打線への憧れ」

 巨人の小林誠司が4月4日に行われた中日戦に「7番・捕手」で先発出場した。ヒットこそ出なかったものの、4回には四球で出塁、また6回には勝負どころで送りバンドを決め、バント好きの阿部慎之助監督を喜ばせた。だが、この起用に首をひねる関係者もいたという。阿部監督の意図はどこにあったのか。

「小林は、今後は菅野智之の専属女房として先発出場する可能性が高そうですが、不可解と囁かれているのは、打順が『7番』だったこと。小林は2020年以降、打率1割前後を行ったり来たりしており、『8番』が定位置でした。ヒットが期待できない小林を繰り上げる必要性はないように思えるのですが、実はその裏には、阿部監督の阪神打線への『憧れ』があったというのです」(スポーツライター)

 阪神の岡田彰布監督は、これまで8番に俊足の木浪聖也を置き、上位打線に繋げるオーダーで勝ち星をあげてきた。どうやら阿部監督はそんな阪神打線にヒントを得たようで、開幕戦から8番に俊足の吉川尚輝を固定。自動的に小林が7番になったというわけだ。

「ただ、阪神の場合、1番・近本光司、2番・中野拓夢という不動の上位打線があり、さらに9番の投手がみなバントが上手かったことで、8番・木浪が有効に機能していました。阿部監督が阪神打線を踏襲するのであれば、1番か2番に坂本勇人を入れるべきです。巨人は今季、1番に佐々木俊介と萩尾匡也を試していますが、どちらも完全に力不足。形だけ阪神のマネをしても、今のままではあまり意味はないでしょう」(前出・ライター)

 打撃で大きな結果を出していないにもかかわらず、「8番吉川」にこだわるあまり、7番を任された小林。阿部監督の期待に応えられるか、正念場が続きそうだ。

(ケン高田)

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