吉岡里帆「進化する」三十路ヴィーナス(2)「お肉を生かして“ふんわり&もっちり”が理想です」

 芸能評論家・三杉武氏がさらに続ける。

「田中みな実(36)に代表されるように、ボディメイクを頑張る女優やタレントは同性からの支持が高まる、という昨今の風潮も露出を後押ししているかもしれません。努力してでき上がったカラダを見せることで、『私も頑張ろう!』と共感が得られるからです。吉岡も『ar』で、かなり赤裸々に自身のボディケアの秘密を明かしています」

 同誌を再読すると、たしかにその言葉通り。いくつかを引用してみよう。

〈ナイトブラが大事とよく聞くようになってから、色々模索中〉

〈ヒップアップ。日々励んでます。割とボリュームがある方なので上へ上げる努力はマスト〉

〈お肉は多分ついちゃうタイプだと思うので、お肉を生かしながらふんわり&もっちりみたいな方向性を理想型にしてます〉

 あの吉岡が美バストのキープに悩み、毎日のようにヒップをみずから揉んだり鍛えたりケアしていようとは‥‥。美ボディ作りに励む女性はもちろん、男までも奮い立たせることだろう。芸能美女アナリストの尾谷幸憲氏が言う。

「芸能美女の間では今や、空前のトレーニングブーム。吉岡もご多分に漏れず運動や筋トレについて言及していますが、筋トレにハマるあまり、アスリートみたいなキレキレのボディを目指す女優やタレントが出てきがちなんです。ですが吉岡の場合は、発言にもあるように、男性が好むカラダ作りをしているのがうれしい。まさに『ふんわり&もっちり』の言葉通りで、吉岡のボディはウエストはしっかり引き締まっているものの、バストやヒップはもちろん、二の腕や太ももなんかも細すぎず太すぎず、しっとりと柔らかい質感を保っている。まさに男が望む理想の肉体なんですよ」

「ar」がSNSで公開したショート動画では、吉岡は肩ひも式のピンクのワンピースを着て、

「私の最近のマイブームは、足首を鍛えることです」

 と、力強く語っていたが、尾谷氏は別のパーツに着目する。

「閉じたワキ横の肉が少しムニッとはみ出しているのがリアルで、彼女のボディの肉質の柔らかさがじっくりと確認できるんですよ。彼女は誌面で、痩せなければいけない強迫観念があったけれど、現在は無理なダイエットはやめた、と告白しています。また、若い頃は乾燥肌だったことを明かしていますが、今は見るからにツヤツヤで潤いたっぷり。体形や肌質など、たゆまぬ努力で今の美しさを手に入れたと思うと頭の下がる思いです」

 三十路を迎え、20代よりも進化したフェロモンボディを手にしたとあっては、さらなる本格濡れ場に期待がかかるばかりだが、

「可能性は大いにあると思います。グラビア時代の反動で封印してきた“艶技”を、振り子が揺り戻すようにどんどん公開するのは自然な流れではないでしょうか。映画だけでなく配信系ドラマも花盛りで、長谷川京子(44)が脱いだ『金魚妻』(22年、Netflix)のような過激作もあります。完脱ぎできる若手トップ女優は二階堂ふみ(28)くらい。吉岡が決断すれば大揺れになることは間違いありません」(三杉氏)

 大女優への妖艶なステップアップに踏み出すか。

*週刊アサヒ芸能6月1日号掲載

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