【サッカー】快進撃のJ1町田が抱える本拠地アクセス難問題…藤田晋オーナーが自腹でモノレール延伸しかない!?

 サッカーJ1に今季昇格したばかりのFC町田ゼルビアが、開幕5戦負けなしで首位と、上々のスタートを切っている。

「2年前まで高校サッカーの強豪、青森山田高を全国区にした黒田剛監督の徹底した“守備重視”の戦術がピタリとハマっています。約30年間高校の教員をしていた監督が日本のトップリーグで負けないサッカーを展開するという、まるで漫画の世界のような話ですが、他のJ1クラブの監督が情けないとも言えますね」(サッカー担当記者)

 町田はなぜ負けないのか。黒田監督をよく知る元J1監督経験者は、「勝つためだったら何でもする奴ですよ。あいつは」と話し、こう続ける。

「足裏を見せるような反則スレスレのプレーが実に多い。時間稼ぎにしか見えない遅延行為も目に余るものがある。それも、後半に入ると極端に増えるのが特徴です。これは青森山田時代から変わらない“黒田戦術”ですよ。まぁ、他のJ1クラブからすれば勝てないわけですから、何を言っても負け惜しみになりますけどね」

 ただ、快進撃の裏で問題も抱えている。町田は東京都の中でも人口43万人(都内11位)と多く、町田駅の乗降客は1日約24万6000人と小田急線沿線では新宿駅の次に多い。しかも交通渋滞が激しく、本拠地(町田GIONスタジアム)は最寄り駅の小田急線鶴川駅から徒歩60分、直行バスでも20分はかかる。

「アクセス難解消の切り札としては、多摩モノレール(上北台―多摩センター)の延伸がある。町田スタジアム駅ができる構想もありますが、東京都は延伸について早くても2035年以降と言っている。気の遠くなる話です」(同)

 このまま町田が勝ち続ければ、アクセス難はますます大きな問題となるが、クラブのオーナーはサイバーエージェントの藤田晋氏。ここは藤田氏が“自腹”でモノレールを延伸するしかない…などという声も、まことにしやかに上がっている。

(小田龍司)

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