【サッカー】岡崎慎司が引退会見で「代表監督になってW杯優勝」は絵空事ではないマジ度

 サッカー元日本代表FW岡崎慎司が6月17日、現役引退会見を行った。すでに今年2月、今季限りでの引退を発表していた岡崎がなぜ今、日本で会見を行うことになったか。それは本人もその場で語っていたように「いつかは日本代表監督になってW杯で優勝したい」からに他ならない。

 先日、同じく国内で引退会見をした元日本代表・長谷部誠は、長年所属したドイツ1部リーグのフランクフルトのユースチームコーチになることを明かしたが、岡崎の「監督業」に向けての思いは決して絵空事ではない。

「2014年から母校の兵庫・滝川二高のOBらを集め、ドイツで『FCバサラ・マインツ』というサッカークラブを立ち上げています。成績は好調で、ドイツ11部からスタートし、5年連続リーグ優勝を果たして6部まで上がっている。また日本国内でも、同じチーム名(バサラ兵庫)でサッカークラブを立ち上げています。岡崎の本気度の高さを受け、甲子園球場の芝生のメンテナンスで日本トップクラスの技術を持つ阪神園芸もスポンサーになったほどです」(夕刊紙記者)

 今回は、このドイツ6部クラブの監督に岡崎が就任したことを受け、日本国内での引退会見を行ったというわけだ。

「日本とドイツでサッカークラブ運営をする日本代表OBは極めて異例。やる気満々の岡崎はこのほどイングランドにわたり、欧州での監督ライセンスができる講習を受けきたそうです。本気ですよ」(前出・夕刊紙記者)

 ただし、岡崎にとって頭の痛い問題が。本人、「僕がまた英語で勉強をすることになるとは…」と苦笑いするように、長谷部ら他の欧州組と違って語学がかなりの苦手。ただ、「それを含めてチャレンジですから」と気合十分なだけに、そちらの方は何とかなるだろう。

(小田龍司)

スポーツ