8月20日から新潟県湯沢町で3日間にわたって行われた国内最大級の野外音楽イベント「フジロック・フェスティバル」。新型コロナの感染爆発が叫ばれ、医療現場のひっ迫が伝えられる中での開催に、批判的な意見が多く見られたが、同イベントはYouTubeで配信され、音楽ファンの間では《コロナで怖くて行けないけどタダで見られるの嬉しい》《家でフジロック満喫できる!最高》といったコメントが挙がるなど、自宅で野外フェスを満喫した視聴者は多かったようだ。
「最終日に最高潮の盛り上がりを見せたのが電気グルーヴでした。法律違反の薬物事件を起こして以降、表舞台から遠ざかっていたピエール瀧さんの堂々としたパフォーマンスに、多くのファンが魅了された様子。YouTubeでは20万人以上が同時視聴し、最後の楽曲『富士山』のフレーズ『フッジッサーン』がトレンド入りしました。なお、かつてラジオで共演していた赤江珠緒アナも電気グルーヴの復活を喜んでいるようで、ピエール瀧さんに『いい夜になりそうですね』とメールをしたことを『たまむすび』(TBSラジオ)で明かしています」(芸能記者)
ピエール瀧の完全復活を印象づけたのが「太鼓腹」だったようで、SNS上では《すごい腹…元気そうで何より》《めっちゃ腹が出てて、立ってるだけで絵になる》《腹出てるのに体のキレがすごくて笑ってしまう》《腹が出てる全人類の中でいちばんカッコいい》などと称賛コメントであふれた。しかし、その突き出た腹にはきちんと理由があったようで…。
「すでに一部週刊誌でも報じられていますが、ピエール瀧さんは『全裸監督2』に続いて、『サンクチュアリ —聖域—』というネットフリックス配信のドラマに出演します。その作品で彼が演じるのは、相撲部屋の親方。金や名声を手に入れるべく、角界入りする若者の姿を描いた作品で、登場する力士役の俳優は長期にわたる肉体改造を行い、リアリティあふれる取り組みシーンがウリ。染谷将太さん、小雪さんも出演することから力の入れようが伝わってきます」(前出・芸能記者)
ピエール瀧が貫録十分の親方に扮したドラマは8月まで撮影が行われ、来年には配信予定だという。フジロックでの太鼓腹パフォーマンスは、単なる不摂生などではなく、“俳優・ピエール瀧”の役者魂の表れだと信じたい。