NHKの看板報道番組「ニュースウオッチ9」のメインキャスターに、星麻琴アナが就任することがわかった。元TBSの人気アナ、三雲孝江さんの実娘(長女)である。
「NHKでは4月改編の人事異動の内示がありました。その中で星アナのメインキャスター“抜擢”が明るみに出たんです」(夕刊紙芸能担当記者)
同番組のメインキャスターは「紅白歌合戦」の司会歴もある桑子真帆、和久田麻由子両アナもキャリアとして通った花形ポジションでもあるが、一方でこの大抜擢に「苦虫を潰している」(前出・夕刊紙芸能担当記者)というのがTBSだ。
母・三雲さんは前述の通り1980年代、TBSの人気女子アナの一人だった。星アナは中学から慶應に進み、2014年TBSのアナウンサー試験も受験している。
「学生時代は桑田佳祐や福山雅治が所属するアミューズでタレント活動もしていたし、テレビ朝日のアナウンススクールにも通っていました。そのため誰もが合格するだろうと思っていましたが、あっさり不合格だったんです」(TBS関係者)
星アナが当時受けたTBSアナウンサー試験の採用枠は2つ。ちなみに合格したのは皆川玲奈アナ、宇垣美里(現オスカープロモーション)なのだが、星アナがTBSからフラれたのには理由があった。
「ウチは当時、親子入社が“御法度”だったんです。星アナの場合、父親もTBSでプロデューサーでしたからね」(前出・TBS関係者)
星アナはNHK入局以来、岡山放送局で高校野球の実況歴もあり、着実にアナウンス力を鍛え上げてきた。別のTBS関係者はこう嘆く。
「TBSにいても間違いなくエースになる逸材でしたね。母の三雲さんは我々現場の者にも決して偉ぶらなかったそうです。高飛車なところも全くなく、女子アナには珍しくいい方。娘さんのそんな母親譲りの性格の良さも聞こえてきます」
ひょっとすると今年の紅白の司会の内示も受けているかもしれない!?
(小田龍司)