12人怪我、トイプードルは死亡 「遊び半分で」四国犬の飼い主が驚きの弁明

 2月7日、群馬県伊勢崎市の公園で9人の小学生を含む12人が四国犬に噛まれ、そのうち5人が救急搬送された。被害はそれだけにおさまらず、17歳のオスのトイプードルも命を落としていたことが判明。翌8日に放送された「Live News イット!」(フジテレビ系)では、トイプードルの飼い主へのインタビューをオンエア。以前から四国犬に対して「怖いね」という印象を抱いていたそうで、「ちゃんとしっかり監視していたらそういう事件は起きなかった」と無念そうに話していた。

 その後、犬に噛まれた男性が、当時の状況を説明。「最初に噛まれた子は以前、犬に噛まれたことがあって、犬嫌いの子だったもんですから真っ先に駆け出しちゃった」と述べて、その後、興奮した四国犬が追いかけて3回ほど噛みついたと証言した。

 専門家は四国犬について、「よく人に噛みつく犬」「家族でペットにする犬じゃない」と解説。番組はペット向きではないという四国犬を飼っていた飼い主の男性(60代)を直撃。インターフォン越しに管理態勢を聞かれると「どこから逃げ出したのかも把握できてない」と回答し、次のように述べた。

「犬にしてみれば小学生が逃げたりしたもんですから遊び半分で追いかけて甘噛みをしたのかなというふうに私は思ってはいるんですけどね」

 このインタビューに視聴者が反応。SNSには《はあ?遊び半分?》《救急搬送されてるんですけど》《甘噛みとか軽く考えすぎだろ》といった声が殺到した。

「四国犬が9人の小学生ら12人に噛みついたというニュースは2月8日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)でもトップで取り上げ、関心度の高さがうかがえました。ここでも飼い主へのインタビュー映像が流れ、飼い主は『申し訳ない』と謝罪していましたが、被害児童の中には10針を縫う怪我を負った子もいるとのこと。飼い主の男性はここでも『犬から見ると面白くて追いかけちゃった、みたいな感じで』と語っていましたが、噛まれた児童の親にしてみればたまったものではない。ネット上でも《逮捕案件では?》《損害賠償を請求すべし》との声があがっています」(メディア誌ライター)

 四国犬が飼い主男性宅からどうやって脱走したのかは判明していないが、大きな監督責任が問われることになりそうだ。

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